口絵〔本文影印〕カラー版 80行~122行
はじめに―『東大寺諷誦文稿注解』の目的と方針―
『東大寺諷誦文稿』解説 藤本 誠
凡例
『東大寺諷誦文稿』注解
1~7行 □言辞
〔補注1〕冒頭の譬喩と大般涅槃経の叙述
〔補注2〕「大悲月現衆生心想水中…如天鼓摩尼珠」の構成
8~12行 富中貧自所招
12~17行 諸仏□□□世間有
18~23行 一年三百六十日
〔補注1〕「未~」、「将~」の再読について
〔補注2〕仮名「耳・幺・宀・牜・寸・事」について
24~30行 聊□一種
〔補注1〕〔諷誦文稿〕中の空格について
〔補注2〕25行「逕」の「經」に通じる使い方
〔補注3〕〔諷誦文稿〕中の鉤点の役割
31~37行 吾奉此花
〔補注〕「約」の用法とその訓について
38~44行 麻納仙人修道時
45~52行 摩訶摩耶經云
53~59行 勧請言
60~66行 生生世中人
67~74行 四蛇迫来時
〔補注〕連用修飾語の位置
75~79行 撫育我等親魂
〔補注1〕丸囲いをどう考えるか
〔補注2〕法会における、父母の罪の懺悔
80~86行 今日旦主某甲
〔補注〕82行「牢」について
86~91行 然則、荘恩嚴徳
〔補注〕菩薩行と「孝」
92~95行 然則、至貴至寵父母
〔補注〕〔諷誦文稿〕に特徴的な付訓の意味すること―漢字と付訓の相乗効果を期す―
96~100行 内独思惟、正報四恩
〔補注1〕在家信者の仏道修行―当段の「山林修行」の中止について―
〔補注2〕「命をかく」周辺―「命をつぐ」・「命をやしなふ」―
〔補注3〕「母氏」と「ははぎみ」
〔補注4〕ヲコト点テと返読符
101~106行 内稍惟忖
106~116行 為如是身命
〔補注〕仮名「事」の字形について
116~122行 仰視者、忽免億生之重罪
123~128行 慕□母
129~132行 従□□父君之宝□
133~139行 夏以蟬之空腸思於慈父
140~145行 各於世界講説正法者
〔補注1〕区切る役割の「於」
〔補注2〕「訳語」と「通事」
146~150行 初時教時、五百青斑鳥飛来聞經
〔補注〕〔諷誦文稿〕中の「以上」の用法
151~156行 是名辞无礙解
157~163行 釋迦本縁
164~167行 仏昇忉云
168~173行 慈悲徳
〔補注〕対句対偶表現における訓み分け
174~179行 三千世界獨一出現某〔尺〕仏
180~184行 至寺思惟
185~189行 何故某〔尺〕仏出三界火宅
190~196行 浄土穢土隔何
〔補注1〕「水旱、不就」について
〔補注2〕当段の連絡線について
197~204行 人造中容業
204~209行 其略教者、聖教云
〔補注〕法会の場における失意と悲哀の表現
210~217行 誓通用 値无慈之祖人
217~227行 屯輪摩琴
228~231行 百石云八十石云
232~236行 當来世中、修檀波羅蜜行
237~241行 覧世間、无親族而
242~246行 願我生〻无量劫一念
〔補注〕四弘誓願について
247~252行 又云 雪山投身者
253~257行 天鼓雖无情
257~261行 都不念。母氏走火不當
262~266行 慰誘言
267~272行 以明珠可喩其心
272~277行 仏延臂摩頭
〔補注〕仏と神
278~284行 今、此堂里名某甲郷、此名云某
285~290行 卑下言
290~295行 今見衆僧如阿難
295~299行 如以秀勝當代高名有徳
〔補注1〕「能化の聖」と「奇聖」―「聖」と呼ぶ意識―
〔補注2〕「高名有徳」・「人中之龍象」・「能化之聖」三者の関係
300~303行 昔代、賢人七百丈飛騰
304~310行 誓通用 八火通夜ヨモスメ燃者
310~316行 能化仏坐近
317~322行 虚尸殘留荒野
323~331行 千手經云
332~336行 某經是三世仏大祖
337~343行 仏恩□沐
343~349行 約聞法有三品
350~354行 同躰三寳云
355~361行 生死従何起
362~368行 何断此无明
368~378行 叅遇仏如對壁
379~384行 何而成仏
384~388行 由受断一切悪戒
389~391行 何故三世仏、菩提樹下而成道
392~395行 人蒙三寳恩、未知其志
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あとがき
執筆担当者一覧表