プロローグ
第Ⅰ章 作品のテクスト解釈の方法と手順
序節 解釈に見る配意
第1節 昔話「鶴女房」
第2節 解釈における述語への注目と項の据え立て
第3節 言述解釈の基軸“項―叙述”連鎖
第4節 解釈の構え――図式化された述語の性能
第5節 述語図式化の3類型――解釈意識の3類型
第6節 図式化された述語とは何か?――諸家の示唆
第7節 隠されていた経験類型化の装置――図式語彙
第8節 図式語彙の普遍性――類語を持たない言語は存在しない
第9節 図式語彙とは何か?――経験類型化の媒体
第Ⅱ章 テクスト分析――狭文脈に存在の類・種連関を読む
第10節 作り手や語り手たちの意識の構え――図式語彙の網状組織
第11節 活動空間から見た登場人物の類・種連関――狭文脈の構成
第12節 活動空間から見た作中事物の存在連関
第13節 眼差しから見た登場人物・事物の存在連関
第14節 作り手たちの意識の構え――図式語彙とその網状組織
第15節 エコー型図式の文脈記述――遠隔項関係の際立てと存在連関
第16節 パッケージ型図式の文脈記述――近接項関係の挿入と存在連関
第17節 ブリッジ型図式の文脈記述――遠・近項関係の回収と存在連関
第18節 眼差し関連の述語と登場人物・事物の存在連関――その部分的全容
第19節 新・旧関係関連の述語と登場人物・事物の存在連関
第20節 交換関連の述語から見た登場人物・事物の存在連関
第21節 全カテゴリー関連の述語から見た登場人物・事物の存在連関
第Ⅲ章 テクスト分析――広文脈に無声の思想を読む
第22節 文脈とは何か?
第23節 文脈の記述
第24節 広文脈の構成と発声なき主張
第25節 狭文脈から広文脈へ
第26節 広文脈構成の図式語彙類型に“大地の声”を聞く
第27節 間存在連関に見る最小の事実存在の通時的変容
第28節 間存在連関に見る意義の発声なき主張・思想への統制的同化
第29節 間存在連関に読むテクスト構造
第30節 連合関係構成の言語活動の記述媒体――図式語彙
言語活動の〈モデル図〉とその説明
エピローグ――謝辞と併せて
主な参考文献