影印叢刊 94
久邇宮家旧蔵本 俊頼無名抄
編:鈴木 徳男
編:日比野 浩信
紙版
内容紹介
源俊頼が著した歌学書『俊頼髄脳』は定家本系と顕昭本系に分類されてきた。その中で近年、嘉禎三年に書写された定家本が冷泉家時雨亭叢書において影印公刊された。しかし、定家本そのものが出現した現在も、顕昭本の本文的価値を相応に認識し対校しながら読み進める必要がある。顕昭本系の有力な伝本である久邇宮家旧蔵・志香須賀文庫本を影印する意義も『俊頼髄脳』や歌学書の研究に資することにある。
目次
凡例
本文
無名抄一
無名抄二
無名抄三
無名抄四
無名抄五
難読箇所翻刻
久邇宮家旧蔵本俊頼無名抄の影印刊行に際して 日比野浩信
久邇宮家旧蔵本解説 鈴木徳男