和泉選書 180
日本書紀と古代の仏教
日野昭論文集 I
著:日野 昭
紙版
内容紹介
古代氏族伝承研究の泰斗 龍谷大学名誉教授故日野昭博士の論文を門下生が精選。『日本書紀』と『元興寺伽藍縁起』の伝承を丹念に比較検討し、その奥に潜む史実を追究。欽明や敏達・推古などの諸天皇と、蘇我氏・物部氏・大伴氏など古代氏族の仏教受容をめぐる興亡が明らかにされる。
目次
第一章 百済聖明王の仏教外交
第二章 大伴狭手彦の伝承と仏教
第三章 佐伯連の仏教受容
第四章 欽明朝の仏教伝承に関する一考察
第五章 敏達紀と日羅の伝承
第六章 敏達紀の弥勒石像とその周辺
第七章 敏達朝の仏教伝承についての一考察
第八章 六世紀における氏族の動向―仏教受容について―
第九章 蘇我氏と天皇家
第十章 境部摩理勢と山背大兄王
編集後記