研究叢書 457
語源辞書 松永貞徳『和句解』本文と研究
著:土居 文人
内容紹介
寛文2年(1662)日本で最初に出版された語源辞書の初の影印・翻刻。また注釈・解説・索引を収録。近世初期の言葉と生活を知る。
目次
序文
本文編
『和句解』見出し語索引
『和句解』影印・翻刻
凡例
巻一(序・い~わ)
巻二(か~つ)
巻三(ね~や)
巻四(ま~あ)
巻五(さ~し)
巻六(ひ~す)
注釈編
『和句解』語源説援用知識注釈
研究編
一 序説
二 テキストについて
二・一 諸本・書誌・本文の誤記・書名
二・一・一 諸本
二・一・二 書誌
二・一・三 本文の誤記
二・一・四 書名の読み
二・二 構成
二・三 著者・執筆動機・成立時期
二・三・一 著者
二・三・二 執筆動機
二・三・三 執筆・成立時期
三 見出し語について
三・一 横本『二躰節用集』の配列の反映(一)―「に」部の語彙と配列による比較―
三・二 横本『二躰節用集』の配列の反映(二)―指標語の指摘―
三・三 依拠資料となった節用集に関する仮説
四 語源説について
四・一 語源説に援用された知識について―清原宣賢〈後抄本〉『日本書紀抄』の影響―
四・二 語源解釈法について
四・二・一 相通説・略音
四・二・二 付字
四・二・三 神語
四・二・四 その他の用語・語源解釈法
四・三 『和句解』語源説と近世の語源研究
四・三・一 近世語源研究の基礎資料としての『日本釈名』『東雅』
四・三・二 『和句解』の『日本釈名』への影響
四・三・三 『和句解』語源説の通説化
五 結論
〔資料〕中世・近世の語源説掲載主要文献一覧
索引編
凡例
1 本文語句索引
2 引用語句(和歌・漢詩文)索引