1章 計篇 勝算のある経営をしよう
小さな会社の経営は経営者の姿勢によって決する
企業経営の成否を決める5つのポイントとは
売れればいい、儲かればいいという経営では儲からない
顧客の声を聞くのではなく、顧客の考えを超えよ
勝つためのストーリーも描けないのに事業を進めてはならない
2章 作戦篇 経営には意図がなければならない
経営する以上勝たなければならない
小さな会社が勝てるのは経営スピード
競合企業をプラスに活かせ
中小企業だからこそM&Aを考えてみる
安売り合戦の消耗戦を避け値上げに転じよ
3章 謀攻篇 最上の経営戦略を考える
戦わずして勝つ
敵の戦略を無力化する戦略を考えよ
小さな会社が意地や面子で大企業に挑んではならない
現場を知らない経営者、管理者は害悪
勝つための5つの法則
マーケットニーズと自社の活動のマッチングを日々行う
4章 軍形篇 勝つためには勝つ体制を作る
景気が悪い、競合が激しいと言い訳する前に自社の体質を強化せよ
勝つべくして勝つ。勝てる相手としか戦わない
勝てるストーリーと勝つ準備ができてから戦え
予め判断基準を「見える化」しておくことで組織が強くなる
経営に勢いをつけるためには顧客のダムを作れ
5章 勢篇 経営に勢いをつけよう
組織を動かすには情報共有と情報伝達が不可欠
小さな会社が定石通りで勝てるか!
組織の勢いと実行のタイミングによって小が大を制する
うまくいっている時、儲かっている時、伸びている時こそ要注意
顧客の視点に立って自社の戦略地図を作成せよ
ダメ社員も巻き込んで勢いを作るのが経営者の仕事
6章 虚実篇 敵を意のままに動かして経営を有利に進める
先行管理、先行指標によって受身経営から脱却せよ
小さな会社だからこそデジタルを活用して敵のいないところを進む
大企業も兵力を分散させれば恐れるに足らない
長期・中期・短期の経営計画を持って主体的に動けば勝てる
顧客の判断基準、購買基準を「見える化」せよ
競合に戦略意図を見破られないためには無形の戦略をとる
経営は水の如し
7章 軍争篇 不利を有利に変える経営
有利を不利に見せ、不利を有利に変える
小さな会社はネットワーク化で勝つ
営業力強化は風林火山を旗印にせよ
小さな会社には希望が持てるビジョンがなければならない
勝てない時には冷静かつ客観的に退く勇気を持て
8章 九変篇 変化に強い経営を目指そう
社内の業務ナレッジを蓄積し、組織レベルを高めよ
プラスの裏にはマイナスがあり、弱みの裏には強みがある
GAFAMが攻めてくると考えてみる
経営者・管理者失格の5つのタイプとは
9章 行軍篇 組織運営の要諦を押さえよう
社員の職場環境や待遇を良くしていく努力を怠らない
経営を「見える化」し、現場の些細な変化を見逃すな
結果の「見える化」ではなく、プロセスの「見える化」を
部下だから上司の言うことは聞くべきだと考えてはならない
10章 地形篇 人材育成、部下指導を考える
社員、部下の問題は、経営者、上司の問題だと考えよ
部下は顧客のために指導せよ
自分で考え、自分で動く「自己発働社員」は企業の財産
部下に対する愛情が伝わるからこそ部下は動いてくれる
天の時、地の利、人の和
11章 九地篇 窮地にある時どう動くべきか
競合の力を削ぐ方法は、同時に自社の力を損なう要因ともなる
相手が大きくても戦い方は必ずある
仕事は自分のものであり、自社は自分が作っている
やるしかない状況に置かれれば人は必ず動く
リーダーたる者、常に平静を保ち、心中を露呈してはならない
時には組織にサプライズを与える
高慢な言動は慎み、無用な敵を作らない
12章 用間篇 情報戦略が死命を制する
小さな金額をケチって大きな金額を無駄にするのは愚の骨頂
誠心誠意、気合と根性、神頼みからの脱却
個別の情報を統合して裏の因果を読み真実をつかむ
情報の価値を理解しないものは断じて許してはならない
相手の情報収集もせずに当たって砕けてはならない
営業担当者は現代の間諜である
13章 火攻篇 勝算のない経営で火傷をしないように
客が減る時代だからこそ新規開拓を怠ってはならない
正しいプロセスを踏むのは部下、結果を出すのが上司
やらないよりやった方がいいという妄信が企業を倒産に導く
潰れた会社は元には戻らない。勝てない戦はしてはならない