出版社を探す

決定版 インドのことがマンガで3時間でわかる本

他著:関口 真理
他著:辻田 祐子
他著:三輪博樹

紙版

内容紹介

グローバルサウスの盟主・インドの「本当の姿」が1冊で丸わかり!
大人気の前作を、時代に即してリニューアル!

世界一となる14億人の若い人口を有し
超富裕層は桁違いの力を持ち、
中間層も成長してきたインド。

世界のイノベーションハブとしての注目も集まる中、
中国を回避して、
インドへ進出先を変える企業も続出中です。

政治の世界でも、
途上国の盟主として存在感を出しているインドの今を、
マンガで楽しくわかりやすく伝えます。
見開き展開で全ての項目にマンガがついているため、
サクサク読み進めることができます。

インドで働く上で知っておきたい、
ビジネス・政治・経済・文化などの情報が詰まっています。
海外進出を考えているビジネスパーソンだけでなく、
インドに興味をもちはじめた人のはじめの1冊としてもおすすめです。

目次

はじめに

第1章 インドビジネス最前線
01世界の中で浮上するインドの存在感
 グローバル経済変容の中、高まる関心度
02世界一となる14億人の若い人口
 2030年代半ばまで続く人口ボーナス
03超富裕層はけた違い
 人口の5%が富の60%を保有
04変わりゆくインド市場
 デジタル化の恩恵を受ける中間層
05新たなIT大国、インド
 世界のBPOから開発ハブへ変容
06インドビジネス成功の勘所
 長期的視野かつ臨機応変な軌道修正
07好機到来するビジネス三選
 新エネルギー、Eコマース、IT

もっと知りたいインド
 国家予算と赤帳簿

第2章 インド理解のきほんのき
01悠久のインド
 3000年の歴史
02独立までの道のり
 現代インドの誕生
03センサス(人口調査、国勢調査)
 10年に一度の大仕事
04地域と暮らし① 南と北の独自性
 海に囲まれた南、歴史の主舞台の北
05地域と暮らし② 多様な特色
 環境がそれぞれの文化を作り出す
06地域と暮らし③ 重要な都市
 七度の都、IT産業の中核、世界遺産
07宗教① ヒンドゥー教とは何か
 人間的な神々を讃える信仰
08宗教② 南アジアのイスラム教とキリスト教
2億人の少数派と最古の外来宗教
09宗教コミュニティとビジネス
 宗教少数派の助け合い
10「インド語」のないインドの言葉
 地域言語と言語制作
11多様化するインドの英語
 共通語ゆえのピンキリ化
12インドの女性観
 根強い価値観
13ジェンダーの多様性・LGBT
 世界の最先端を行く政策
14日印の接点
 五十音、七福神、ザビエル……

もっと知りたいインド
 インド森林職(Indian Forest Service)

第3章 複雑なインドの政治と外交
01インド憲法と政治の体制
 共和制と連邦制
02 インドにおける大統領
 国家統一の象徴
03選挙と民主主義
 世界最大の民主主義国家
04政党政治と政権の構造
 国民会議派とBJP
05地域政治の重要性
 多党化と地域政党
06カースト、階層と政治
 複雑にからみ合う利権と確執
07ナショナリズム
 インド国民とは誰か?
08コミュナリズム
 排他的な宗教至上主義が対立を生む
09宗教と政治
 宗教にもとづく対立
10改正国籍法
 各地に広がった反対運動
11マオイスト(左派ゲリラ)
 極左武装集団が治安を乱す
12メディアと政治と庶民の声
 脅かされる言論の自由
13インド外交
 非同盟から全方位連携外交へ
14大国化を目指すインド
 BRICSから安保理常任理事国へ
15グローバルサウス
 自他共に認める「盟主」
16軍事戦略と核問題
 パキスタン・中国との対立と自力の安全保障態勢
17現代の日印関係
 無関心から関係緊密化へ
18 海外在住のインド人の諸相
 千差万別の実力者

もっと知りたいインド
パールシー

第4章 躍動するインド経済
01成長するインド経済
  独自の発展を遂げる新興国
02規制から自由化へ
  歴史と構造
03複雑にからみ合う経済関係
 戦略的な協定
04多様な地域経済
 主要都市と主な産物
05米と小麦が支える農業
 食料増産と管理制度
06これから期待の工業
 メーク・イン・インディアへ
07経済成長を牽引するサービス業
 勢いがあるのはITだけじゃない
08インドの有力企業① 老舗から新興財閥まで
タタ、ビルラー、リライアンス、アダニ
09インドの有力企業② 知識集約型産業
 インドを牽引するITサービス
10環境問題への取り組み
 対策に大規模な投資が必要
11広大な国土を結ぶ交通
 発展する交通網
12拡大するエネルギー消費量
 電力不足が大きな課題
13課題の多い物流
 膨大な時間がかかる産業回廊の開発
14若く豊富な労働力
 豊富な労働力、限定的な雇用機会
15経済社会階層と市場
 注目される中間層
16貧困と経済格差
成長から取り残された人々
17経済援助
 実は援助供与国
18株と不動産
 個人投資は恩恵に預かれるか
19国内出稼ぎ労働者
 仕事を求めて都市へ
 
もっと知りたいインド
夜8時の首相演説

第5章 インドビジネスへの進出
01外資規制と優遇措置
 ネガティブリストと各種規制
02インドでの法人種別
 現地法人、駐在員事務所、支店
03現地法人の設立
 4つのステップと会社法
04インドのスタートアップ
 世界第三位のスタートアップ大国
05インドの工業団地と経済特区
 自社工場から工業団地へシフト
06インドで「売る」には
難解な流通網、テクノロジーの挑戦
07難解な税制と煩雑な税務
 GST導入後も複雑・難解さは残る
08為替と外貨管理
 インドルピーの使い勝手
09現地駐在/外国人のビザと個人所得税
 入国するにはビザが不可欠
10現地駐在者/外国人の居住環境
 大都市では家賃が高騰
11インド生活の危機管理
 危険な場所に行く愚を犯さない
12現地での人材採用
 優秀人材の獲得は熾烈な争いに
13インド人との仕事の仕方
 正反対にも見える人々を理解しよう
14インドにおける日本商品、日本企業のイメージ
 インド市場をねらえ

もっと知りたいインド
スワッチ・バーラト

第6章 多様でディープなインドの社会と文化
01インド人の人生観
 四往期に見る理想の暮らし
02カレンダーと祭事
 各宗教に配慮された祝日
03ベジとノンアル
 拡大する「サンスクリット化」
04教育制度
 超学歴社会と熾烈な受験戦争
05教育の実態と中間層の苦悩
 不十分な義務教育制度
06近ごろのインド① デモニタイゼーション
 苦難に満ちた強硬策
07近ごろのインド② システムの進化と落差
 便利なサービスが引き起こす大渋滞
08近ごろのインド③ スマートフォンとキャッシュレス
 現金主義からキャッシュレス先進国に
09 インド映画の名作
 映画館離れが進んでも心に残る作品

文献ガイド

著者略歴

他著:関口 真理
1962年横浜市生まれ。立教大学文学部博士前期課程修了。インド、南アジア近現代史。淑徳大学、大妻女子大学ほか兼任講師。月刊冊子「インド通信」(現在はウェブ版)の編集担当、メディアや一般に情報発信や取次ぎを行う。経済開放後のインド、IT、海外移民、クリケットなどを日本で先駆けて紹介。共著に『南アジア社会を学ぶ人のために』(世界思想社)、『インドを旅する55章』(明石書店)ほか。連絡先:mariamma@nifty.com
「インド通信」http://indotsushin.la.coocan.jp/india.htm
他著:辻田 祐子
1975年大阪府生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。大阪外国語大学でヒンディー語を専攻。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。専門は南アジア地域研究、近代思想史。
著書に、『中村屋のボース―インド独立運動と近代日本のアジア主義』(白水社、大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞)、『秋葉原事件―加藤智大の軌跡』(朝日文庫)、『血盟団事件』(文藝春秋)、『アジア主義―その先の近代へ』(潮出版社)等多数。
他著:三輪博樹
1971年生まれ。筑波大学大学院国際政治経済学研究科単位取得退学。
1999年-2002年、在インド日本国大使館専門調査員。
現在、帝京大学法学部教授。
専門は比較政治学、インド政治。

ISBN:9784756923097
出版社:明日香出版社
判型:A5
ページ数:240ページ
定価:1850円(本体)
発行年月日:2024年04月
発売日:2024年04月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:K
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:JP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FKA