ヴァールブルク著作集 3
フィレンツェ文化とフランドル文化の交流
著:アビ・ヴァールブルク
監訳:伊藤 博明
紙版
内容紹介
初期ルネサンスにおける、フィレンツェの商人とフランドルの美術表現との文化的交流を詳細に跡づけ、北方絵画の特徴である人物や動物や身のまわりの風景などを目を欺くばかりに写しとった彩り豊かなみごとなイリュージョンを明らかにし、古代的な理想様式の成立過程をイコノロジーというテクネーで解き去る。
目次
第1章 一五世紀における北と南の芸術文化の交流
第2章 フランドル美術とフィレンツェの初期ルネサンス
第3章 一四八〇年頃のロレンツォ・デ・メディチのサークルにおけるフランドル美術とフィレンツェ美術
第4章 ウフィツィ美術館のロヒールの《キリスト埋葬》
第5章 一枚のフィレンツェの絵画のために——フランス・プリミティヴ絵画展に欠けていた作品
第6章 ブルゴーニュのタピスリーに見られる働く農民
第7章 初期ルネサンス絵画における古代的な理想様式の出現
附 論 初期ルネサンス絵画における古代的な理想様式の出現(講演草稿)
原 註
補 註
図版一覧
解 題 初期ルネサンスにおけるフランドルとフィレンツェの美術 加藤哲弘
解 題 フィレンツェ銅版画の誕生と発展 伊藤博明
あとがき
人名/著作名/美術作品名 索引
ISBN:9784756605863
。出版社:ありな書房
。判型:A5
。ページ数:3202ページ
。定価:5000円(本体)
。発行年月日:2005年05月
。発売日:2005年04月28日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AGA。