ヴァールブルク著作集 1
サンドロ・ボッティチェッリの《ウェヌスの誕生》と《春》
イタリア初期ルネサンスにおける古代表象に関する研究
著:アビ・ヴァールブルク
監訳:伊藤 博明
紙版
内容紹介
ボッティチェッリの神話画《ウェヌスの誕生》と《春》を対象に、古典古代のイメ ージがルネサンス期のイタリアにおいていかに再生したのかを、古典文学および同時 代の文学との連関の中で読み解き、ボッティチェリ研究のみならず、ルネサンス美術 研究全体にたいして新たな方向性を提示した、ヴァールブルクの記念碑的学位論文。
目次
サンドロ・ボッティチェッリの《ウェヌスの誕生》と《春》
序 言
第1章 《ウェヌスの誕生》
付 論 失われた《パラス》
第2章 《春》
第3章 絵画の外的原因——ボッティチェッリとレオナルド
四つのテーゼ
ボッティチェッリの《パラス》について——『美術』第五巻第一一‐一二号(一九〇二年)からの抜粋
サンドロ・ボッティチェッリ
原 註
補 註
図版一覧
解 題 アビ・ヴァールブルクとボッティチェッリ研究
訳者あとがき
人名/著作名索引