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税務署はここを見ている 法人税・所得税・消費税申告編

著:坂野上 満

紙版

内容紹介

我々職業会計人がどうしても避けて通れない業務の1つにお客様に対する税務調査の対応があります。ここでのやり取りや経緯、後始末のやり方いかんによってはお客様からの信頼を著しく損なう結果となることもあるため、税務調査の期間中は非常に神経をすり減らすことになります。
税務調査による心身の負担を高い確率で軽減することができる方法があるとしたら、皆さん、知りたいと思いませんか? もちろん100%大丈夫!という訳ではないのですが、どうやら、このようなところにその秘訣がありそうだ、ということが分かってきました。
今回は法人税と消費税を題材にしてそのエッセンスをこの本にまとめました。

目次

1章 税務署側の税務調査の位置づけ
1 税務当局にとって調査とはどんなものなのか? ~国税庁税務運営方針より
2 一般的な税務調査の手順
3 税務調査官の仕事と立場
4 調査官にとって税理士とはどのような存在なのか?
5 この章のまとめ

2章 税務調査に入りたくなる申告書とそうでない申告書
1 お客様の申告書が調査対象とされないために
2 「プラスαの申告書」のグループ分け
3 この章のまとめ

3章 「会計」をきちんとする
1 会計の目的を明確にする
2 収益と原価・費用・損失
3 この章のまとめ

4章 法人税編
1 法人税申告の計算パターン
2 確定決算主義
3 決算書及び勘定科目内訳明細書
4 法人税申告書
5 法人事業概況説明書
6 この章のまとめ

5章 所得税編1〈譲渡所得以外〉
1 所得税申告の計算パターン
2 青色申告決算書・収支内訳書
3 この章のまとめ


6章 消費税編
1 消費税申告の計算パターン
2 法人税・所得税の収入・経費項目と消費税の課税売上・課税仕入の違い
3 消費税の特徴
4 消費税の税務調査の特徴
5 基準期間関係の税務調査
6 消費税申告書でチェックされるポイント
7 こういう申告書が出てくると調査に入りたくなる!
8 ズバリ!税務署が消費税の申告で注目するところ
9 よくチェックされる具体的項目1 ~課税売上編
10 よくチェックされる具体的項目2 ~税額控除編
11 よくチェックされる具体的項目3 ~還付申告の落とし穴
12 この章のまとめ

7章 所得税編2〈譲渡所得〉
1 所得税申告書第三表の信頼をゆるぎないものにするために(2021年分所得税確定申告時点)
2 内訳書について

8章 もし、実地調査となってしまったときに心得ておきたいこと
1 実地調査における基礎知識
2 お客様に無用の税負担を与えないために
3 最後に

ISBN:9784754730376
出版社:大蔵財務協会
判型:A5
ページ数:248ページ
定価:2100円(本体)
発行年月日:2022年10月
発売日:2022年10月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:KF