希望という方法
著:宮崎 広和
紙版
内容紹介
知識を過去志向性から未来へと方向転換させる、方法としての希望。本書は、この知性の変換を、マルキシズムとプラグマティズムを綜合した社会理論の新しい地平として展開する労作です。
目次
第一章 方法としての希望
方法論上の問題としての希望
知識の方向性を転換する
希望の源泉 ― 行為主体(ル・・・エージェンシー)という問題
希望の瞬間 ― 現在という問題
本書の構成
第二章 挫かれた希望の歴史
スヴァの土地
隠された文書
第三章 部分と全体 ― 自己知識をめぐる政治
分割の論理
新しい全体という会社
第四章 知識を動かす
閉じた知識
添付文書
質問
移住伝承
簡潔を第三者に委ねる
第五章 希望実現の予感
質問と答え
問題と解決
停止した行為主体性
第六章 重複なき反復
過去志向的なものの侵入
希望の限界
主体なき反復
第七章 希望を受け継ぐ
注
引用文献