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『海港』派の青春

詩人・北村初雄

著:江森 國友

紙版

内容紹介

震災前、輝かしい国際港都ヨコハマに生きた夭折の詩人北村初雄--人間の生命とその奥処にある神秘に魅かれ、文学、芸術を共に愛して必死に生きた合著詩集『海港』の詩人たちの青春と詩の青春を謳う。

よくある通史的解釈を排し、北村初雄の生を明らめるとともに、二十五歳の早過ぎる死の直前まで、詩における至高点を生きた明証を積極的に描き、「私小説」の流れとはまったく別に存在する詩の青春をしたためたい、というのがそもそもの主題であり、そしてそれは、青春の友情が生む「詩」の姿である。(本文より)

目次

一章 三人のきずな
二章 ヨコハマ
三章 女性憧憬
四章 詩と死
参考資料
あとがき

著者略歴

著:江森 國友
1933年埼玉県熊谷市に生まれる。慶応大学文学部仏文科卒業。詩人。詩集『宝篋と花讃』『山水』『少年』のほか、詩画集『花讃め』、CD・ROM詩集『居候』、評論集『詩と自然の内なるもの』などがある。

ISBN:9784753102266
出版社:以文社
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2003年04月
発売日:2003年04月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ