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いとをかしき20世紀美術

著:筧 菜奈子

紙版

内容紹介

《どうしてこれがアートなの?!》
マンガとイラストでむずかしそうな作品の本当の魅力が次々と明らかに!
和の文様と現代美術史の研究者が贈る、知れば知るほどおもしろい!ポップでディープな入門書、登場。

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□マルセル・デュシャン …………芸術家の価値は思考にある
□ワシリー・カンディンスキー……色彩の響きは音楽の音色だ
□アンドレ・ブルトン………………不可思議はつねに美しい
□ジャクソン・ポロック……………絵は生命を持っている
□アンディ・ウォーホル……………作品に隠された意味はない
□ソル・ルウィット…………………アイデアは芸術を作る機械となる
□ロバート・スミッソン……………アートが環境と産業を仲立ちする(etc.)

──天才は、何を考え、何を作るのか。
主要作品と鑑賞法、芸術家たちの生涯と時代背景、流れが一冊でわかる本

目次

1.マルセル・デュシャン〈アートの定義をひっくり返せ〉
2.抽象絵画Ⅰ ワシリー・カンディンスキー〈色と形が音楽を奏でる〉
3.シュルレアリスム〈見慣れた現実を一皮むけば〉
4.抽象絵画Ⅱ ジャクソン・ポロック〈アメリカン・アートの荒野を切りひらく〉
5.ポップ・アート アンディ・ウォーホル〈華やかで、軽くて、シリアスな〉
6.コンセプチュアル・アート ヨーゼフ・ボイス〈アイデアはアートを超越する〉
7.ランド・アート/環境アート〈広大な自然・環境をキャンバスに〉

著者略歴

著:筧 菜奈子
東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。東海大学教養学部芸術学科講師。専門は現代美術史、装飾史。
研究のほか、イラスト執筆やデザイン提供など幅広い領域で活動している。
著書に『めくるめく現代アート—イラストで楽しむ世界の作家とキーワード』(フィルムアート社)、『ジャクソン・ポロック研究—その作品における形象と装飾性』(月曜社)、『日本の文様 解剖図鑑』(エクスナレッジ)、翻訳書にブルック・ディジョヴァンニ・エヴァンス『みつけて!アートたんてい—よくみて、さがして、まなぼう!』(東京書籍)、共訳書にティム・インゴルド『ライフ・オブ・ラインズ—線の生態人類学』(フィルムアート社)などがある。

ISBN:9784750517766
出版社:亜紀書房
判型:A5
ページ数:185ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2022年12月
発売日:2022年12月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AGA