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亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅢ -7

シエラレオネの真実

父の物語、私の物語

著:アミナッタ・フォルナ
訳:澤 良世

紙版

内容紹介

1975年、父は国家反逆罪で絞首刑になった
シエラレオネ人の父とスコットランド人の母をもつ作家が、幼い日に父と自分たち家族、そして名もなき人々を襲った国家の暴力と悲しい記憶を自らたどったノンフィクション。

黒柳徹子推薦!!
この本で、シエラレオネのことを、アフリカのことをもっと知ってほしい。
――黒柳徹子

なんと魅力的な回想記だろう。推理小説として読むこともできる。
――ロンドン・タイムズ

家庭を中心とした子どもの世界の身近さが、不気味な政治的背景と鋭く対照をなしている。
――「ヴォーグ」

シエラレオネ、リベリア、ギニアを巻き込んだ90年代の戦争の脅威を理解するのにも有益だ。
――ガーディアン

著者略歴

著:アミナッタ・フォルナ
作家。ロンドン大学卒。シエラレオネ人の父モハメド・ソリエ・フォルナとスコットランド人の母モーリーンの第3子としてスコットランドに生まれ、シエラレオネ、ナイジェリア、英国で育つ。父は、1967年の国政選挙に野党の全人民会議(APC)から立候補して圧倒的な勝利を収め、シアカ・スティーブンス首相のもとで財務大臣を務めた人物である。74年、アミナッタ10歳のときにその父が逮捕され、翌年、国家反逆罪で絞首刑になる。
本書をはじめ小説でも多くの賞を受賞。これまでに18の言語に訳されている。ジャーナリストとしてラジオ・テレビ等で活動、大学でも教鞭を執る。世界9ヵ国の女の子が直面する問題を取り上げたドキュメンタリー映画『Girl Rising~私が決める、私の未来~』(2013)ではディレクターとしてシエラレオネ編を担当。
訳:澤 良世
神戸市生まれ。1985年から2004年まで国際連合児童基金(ユニセフ)広報官を務める。東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム博士課程満期退学。長年にわたりサハラ以南のアフリカ各地を訪れ、西アフリカ・シエラレオネでの現地調査に携る。デービッド・E・アプターとの共書にAgainst the State:Politics and Social Protest in Japan(1984年、Harvard University press)がある。『児童の権利条約 その内容・課題と対応』(石川稔・森田明/編、1995年、一粒社)において「ユニセフの対応」の章を担当し、『アフリカの紛争解決と平和構築 シエラレオネの経験』(落合雄彦編、2011年、昭和堂)において「社会再統合とバイク・タクシー」の章を担当するなど、執筆でも活躍。

ISBN:9784750515588
出版社:亜紀書房
判型:4-6
ページ数:468ページ
価格:2400円(本体)
発行年月日:2018年09月
発売日:2018年09月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DNP