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自主講座「公害原論」の15年

編著:宇井 純

紙版

内容紹介

伝説の講座の熱気が蘇る!
科学技術のあり方を根本から問い直し、立身出世のためではなく、生きるために必要な学問の創造をめざして1970年に始まった自主講座「公害原論」。宇沢弘文、星野芳郎、羽仁五郎、都留重人、松井やより、松下竜一ほか、多彩な講師を招き、反公害運動のみならず、大学改革の先駆的拠点となった講座の15年間の軌跡をたどる。
『公害自主講座15年』(1991年、弊社刊)を改題。

目次

序章 自主講座の十五年
第一部 公害を撃つ——招待講師の講演摘録
Ⅰ公害運動の社会理論
Ⅱ 公害政策の検証
Ⅲ 現場からのレポート
Ⅳ 自主講座運動と国際舞台
Ⅴ 被害からの出発
第二部 行動しながら学ぶ——自主講座で体験したこと

著者略歴

編著:宇井 純
1932年、東京生まれ。56年、東京大学卒業後、日本ゼオン(株)に3年間勤務。65年、東京大学工学部都市工学科助手。70年、公害の研究・調査結果を市民に直接伝える場として自主講座「公害原論」を開講する。以後15年にわたって環境問題の市民学習運動を組織し、市民の手による公害監視運動、被害者救済・支援活動に携わるなど、全国の公害反対運動に対するサービス・情報ネットワークを築いた。86年、沖縄大学教授、88年、同大学地域研究所初代研究所長に就任。03年、沖縄大学を退職、同大学名誉教授。2006年11月永眠。

ISBN:9784750507026
出版社:亜紀書房
判型:4-6
ページ数:512ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2007年05月
発売日:2007年05月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TQ