はしがき
第Ⅰ部 カルチュラル・コンピテンスの再構築
第1章 カルチュラル・コンピテンスを導入する意義
1 はじめに
2 ソーシャルワークにおけるカルチュラル・コンピテンスの前提
3 カルチュラル・コンピテンスの定義と内容
4 カルチュラル・コンピテンスにおける言及
5 具体的な次元の理解
6 検討
7 おわりに
第2章 カルチュラル・コンピテンスのジレンマ
1 はじめに
2 カルチュラル・コンピテンスのジレンマの研究数値の変化
3 調査方法
4 結果
5 考察
6 おわりに
第3章 ソーシャルワークにおけるポストコロニアル研究の視点
1 はじめに
2 ポストコロニアルの定義とソーシャルワークにおけるその先行研究数
3 調査方法
4 結果
5 考察
6 おわりに
第4章 多文化共生ソーシャルワーカーのジレンマ――スウェーデンのウェルカムハウスのインタビューより
1 はじめに
2 スウェーデンでのポストコロニアル研究からの示唆
3 スウェーデン・ストックホルム県のウェルカムハウス
4 調査方法
5 結果
6 考察
7 おわりに
第Ⅱ部 多文化共生ソーシャルワークの実践――台湾の先駆的事例
第5章 台湾における先住民ソーシャルワーク教育
1 はじめに
2 先住民族の法的社会的位置づけの変化と先住民の生活実態
3 調査方法
4 調査1の結果――先住民ソーシャルワークに関する課題と提言
5 調査2の結果――大仁科技大学ソーシャルワーク学科の事例
6 検討
7 おわりに
第6章 台湾の新住民を対象とした多文化共生ソーシャルワーク
1 はじめに
2 台湾における新住民家族の背景と生活課題
3 台湾における多文化共生政策
4 新住民家族サービスセンターを基幹とするソーシャルワーク機能
5 日本との比較
6 検討
7 おわりに
第7章 台北市新住民家族サービスセンターのソーシャルワーク機能
1 はじめに
2 調査方法
3 台北市新住民家族サービスセンターのソーシャルワーク・サービス概要
4 考察
5 おわりに
第8章 新住民のエンパワメントへのアプローチ――多文化共生ソーシャルワーカーのインタビュー分析を通じて
1 はじめに
2 方法
3 結果
4 考察
5 おわりに
第Ⅲ部 文化の不寛容性と対話
第9章 デンマークの「ニカブ禁止法」
1 はじめに
2 デンマークでの変化
3 デンマークでの新法成立
4 北欧における比較
5 デンマーク国内外の反応
6 考察
7 おわりに
第10章 ソーシャルワークにおけるスピリチュアリティ
1 はじめに
2 スピリチュアリティの定義
3 ソーシャルワークとスピリチュアリティの関係性に関する懸念
4 ソーシャルワークとスピリチュアリティに関する動向
5 検討
6 おわりに
第11章 ソーシャルワークのグローバル定義の変遷――ポストコロニアル研究の視点を通して
1 はじめに
2 ポストコロニアル研究の視点
3 国際ソーシャルワーカー連盟によるソーシャルワークの定義
4 ユニバーサル化に対する対抗の動き
5 検討
6 おわりに
結び
資料:ベトナム人技能実習生に対する死体遺棄事件の刑事裁判
試論:マインドフルネスのソーシャルワークにおける活用の可能性
初出一覧