序章
1 本書の問題設定と分析対象
2 明らかにするべき課題
3 本書の構成
第Ⅰ部 政策編
第1章 「こども家庭庁」は、子ども政策にいかなる変化をもたらすか――政府の有識者会議の議事録・報告書と基本方針を読み解く
はじめに
1 研究目的と研究方法
2 分析結果と考察
3 まとめと今後の課題
第2章 子どもの貧困をめぐる子どもと家族のウェルビーイング
はじめに
1 子どもの貧困の定義や概況
2 子どもの貧困の課題
3 子どもの貧困対策に関する政策の展開
4 政策における今後の展望
第3章 教育制度は、「ウェルビーイング」のために何ができるのか?――「こどもまんなか」社会におけるケアに着目して
はじめに
1 子ども政策の展開とその特徴
2 ウェルビーイングの陥穽
3 「こどもまんなか」社会におけるウェルビーイングとケア
おわりに
第Ⅱ部 行政編
第4章 国家公務員における人事制度の硬直性と職員のキャリア形成・キャリアパスに関する一考察――組織のロジックと個人のロジックの対立・葛藤に着目して
はじめに――問題提起
1 分析の視点とデータ概要、倫理的配慮
2 分析結果と考察
3 まとめと今後の課題
第5章 多様化・個人化時代における国家公務員像に関する一考察――職員へのインタビュー調査からみえる課題を踏まえて
1 問題の所在・研究目的
2 分析の視点
3 調査およびデータの概要、倫理的配慮
4 分析結果と考察
5 全体考察と結語
第6章 子ども政策における行政とNPOの連携はいかにあるべきか――「協働」ブームから、「こども家庭庁」時代まで
はじめに
1 「協働」をめぐる先行研究やその限界
2 インタビュー調査の分析結果と考察
3 全体考察
第7章 子どもの貧困対策における福祉と教育の連携に関する一考察――生活困窮世帯の子どもの学習支援事業から
1 序論
2 本論――結果と考察
3 結語
第Ⅲ部 NPO編
第8章 子どもの学習支援における教育とケアをめぐるポリティクスに関する一考察――福祉行政、教育行政、NPO、社会福祉協議会、民間企業へのインタビュー調査から
1 問題の所在・研究目的・分析の視点・研究方法
2 分析結果と個別考察
3 まとめと今後の課題
第9章 生活困窮世帯の学習支援からみる教育と福祉をめぐる問題
はじめに
1 結果と考察
2 全体考察
3 結語
第10章 子育て支援NPOの成立・拡大期における要因・戦略に関する考察――インタビュー調査の分析から
1 問題の所在・研究目的
2 分析の視点
3 研究方法、使用するデータ、倫理的配慮
4 分析結果と考察
5 全体考察
6 結語
第11章 子育ての社会化をめぐる子育て支援NPOの葛藤と戦略に関する一考察
1 背景・問題意識・研究目的
2 分析方法、使用するデータ、倫理的配慮
3 分析結果と考察
4 全体考察と結語
第12章 地域子育て支援拠点におけるケアの循環とケアの多層性に関する一考察
はじめに――研究目的
1 分析の視点
2 研究方法、分析方法、使用するデータ、倫理的配慮
3 分析結果と考察
4 全体考察
5 今後の課題
終章 日本の子育て政策を支えるもの
1 本書の知見のまとめ
2 全体考察
おわりに
参考文献
あとがき