まえがき
第1章 厳しい雇用情勢のもとでの労働組合
1.経営側の大攻勢
◇「失われた10年」
コラム バブル崩壊以降の経済成長率
◇就業・雇用状況の変化
コラム 2000年代初頭の就業・雇用構造の変化①
コラム 2000年代初頭の就業・雇用構造の変化②
コラム 2000年代初頭の就業・雇用構造の変化③
コラム 2000年代初頭の就業・雇用構造の変化④
◇個別企業レベルのリストラ
2.労働組合の雇用対策
◇年金改革と雇用延長
◇ワークシェアリングに向けて
◇ワークネット
3.雇用をめぐるいくつかの争議
◇倒産法制の見直し
◇JAMミツミ争議
◇私鉄総連・関東バス争議など
4.2000年、2001年の春闘
◇メーデーの変貌
5.組織をめぐる新しい動き
◇産別の再編成
第2章 ニュー連合の模索
1.連合、笹森・草野体制
◇2001年連合大会
人物紹介 笹森 清(ささもり・きよし)
人物紹介 草野忠義(くさの・ただよし)
◇アクションルート47と政労会見
2.2002年春闘とそれ以降
◇ベアゼロ要求
◇マイナス妥結
◇デフレスパイラル
◇2003~2005年春闘
コラム 2000年代の家計の変化
コラム 引き上げから底上げへ
3.連合評価委員会報告とその反響
◇連合評価委員会のスタート
◇評価委員会報告の内容
◇評価委員会報告への対応
第3章 多様な労働運動への展開
1.2003年連合大会
コラム 労働組合組織率
2.新しい労働組合組織
◇コミュニティ・ユニオンと全国ユニオンの連合加入
◇介護クラフトユニオンと人材サービスゼネラルユニオン
3.新しい争議
◇プロ野球選手会スト
◇東急観光争議
◇海外での争議①フィリピン・トヨタ
◇海外での争議②パシフィック・ビーチ・ホテル
4.労働運動の外延的展開
◇地協の再編と強化
◇労福協の活動展開
◇貸金業法改正と割賦販売法の成立
◇労働金庫と労働者共済運動
◇退職者連合
コラム 平均余命の推移
5.ジェンダー平等をめざして
◇連合の基本的視点
◇間接差別の撤廃に向けて
◇男女平等の実効性を高める国際的な潮流
コラム 間接差別と厚生労働省令
◇労働をめぐるいくつかの判例
6.国際自由労連宮崎大会
◇国際自由労連宮崎大会開催のきっかけ
◇本番を前に
◇宮崎大会のテーマ
◇ITUCの発足
人物紹介 ガイ・ライダー
第4章 小泉内閣の政治と規制改革への対応
1.小泉内閣をめぐる政治動向
◇小泉内閣の成立と展開
コラム 小泉内閣の骨太方針
◇厚生労働省の発足と日本経団連
◇2001年参議院選挙と民主党の動向
2.テロ特措法からイラク特措法へ
◇テロ特措法と自衛隊の海外派遣
◇教育基本法抜本改正など
3.「聖域なき構造改革」
◇郵政民営化の展開とJP労組の誕生
◇特殊法人改革と平成の大合併
4.労働と社会保障をめぐる構造改革
◇医療制度改革による患者負担増等への対応
◇「領収書もらおう運動」の意義と成果
◇「自己責任」を基本とする確定拠出年金法の成立
◇2004年年金制度改革の取り組みと国民年金の未納・未加入問題
◇個別労働関係法と労働審判員制度
◇労働者派遣法の改正
◇解雇ルールの見直し
◇福知山線脱線事故と企業不祥事の連発
第5章 民主党の躍進と労働運動
1.二大政党制への道
◇小泉政権下の選挙動向
◇民主党の変化
2.連合を中心とする労働組合の政治活動
◇連合と民主党の関係
◇2001年参議院選挙をめぐって
◇2003年総選挙
◇2004年参議院選挙
◇郵政選挙
第6章 労働運動のつぎの時代に向けて
1.連合、髙木・古賀体制の成立と展開
◇2005年連合大会
人物紹介 髙木 剛(たかぎ・つよし)
◇2006~2007年春闘
◇立ち上がった非正規労働者たち
◇連合の「STOP!THE格差社会」キャンペーン
2.労働法制の変化と参議院選挙
◇労働国会
◇パート労働法の改正
◇最低賃金法の改正
◇労働時間法制と労働者派遣法
◇2007年参議院選挙と与野党逆転
終章 社会運動の広がりから政権交代へ
◇連合大会と非正規労働センター設置
◇パート労働者などの組織化
◇反貧困ネットワークの結成
◇リーマン・ショックと派遣切り
◇年越し派遣村
◇景気悪化とベア見送りの広がり
◇地域に広がる支援活動
◇「第二のセーフティネット」に向けて
◇政権交代の実現
【付録】インタビュー「連合よ、いまこそ労働者を見よ 存在感を高めるには」 高木郁朗さんに聞く
主要参考文献