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バイアス習慣を断つためのワークショップ

ジェンダー公正を進める職場づくり

編:ウィスコンシン大学マディソン校WISELI(科学・工学分野女性リーダーシップ研究所)
訳:中島 ゆり
訳:西岡 英子

紙版

内容紹介

ウィスコンシン大学マディソン校の科学・工学分野女性リーダーシップ研究所(WISELI)が、ジェンダーに関する偏見を中心とした「無意識のバイアス」を克服するべく、スタッフ採用ワークショップのため開発したテキストの翻訳書。

目次

 ご挨拶
 WISELIから日本の仲間たちへのご挨拶

このワークショップについて
 背景
 ワークショップデザインの要素
 ワークショップの成果

ワークショップの前提条件
 トレーナーのスキル
 参加者の募集
 ジェンダーとリーダーシップについての潜在連合テスト(IAT)
 ワークショップの準備と運営
 女性の退職状況を示す組織のデータ

ワークショップの構成要素
 受講前の基準値を測る潜在連合テスト(IAT)
 イントロダクション
 モジュール1:習慣としての潜在的バイアス
 モジュール2:職場における潜在的バイアスの特定
 モジュール3:潜在的バイアスの影響を減らす戦略
 行動へのコミットメントに向けた活動

スライドと発表者用講演ノート
 イントロダクション
 モジュール1:習慣としての潜在的バイアス 無意図的なバイアスの根源を理解する
 モジュール2:職場における潜在的バイアスの特定
 モジュール3:潜在的バイアスによる影響を減らす戦略

 よくある質問と難しい議論の例
 参考文献一覧
 付録A:参加者用資料
 付録B:プレゼンター用資料
 訳者あとがき

著者略歴

訳:中島 ゆり
長崎大学ダイバーシティ推進センター副センター長、大学教育イノベーションセンター教学IR部門長、准教授。お茶の水女子大学大学院博士後期課程単位取得退学、ニューヨーク州立大学バッファロー校教育学研究科博士課程修了、Ph.D.(Educational Culture, Policy, and Society)。主著にJapanese Education in a Global Age: Sociological Reflections and Future Directions(共著、Springer、2018)、『日本の若者と雇用――OECD若年者雇用レビュー:日本』(共訳、明石書店、2010)、『教育の危機――現代の教育問題をグローバルに問い直す』(共訳、東洋館出版社、2017)。専門分野は教育社会学。
訳:西岡 英子
大阪公立大学女性研究者支援センター副センター長、特任准教授、プログラムディレクター。毎日新聞高松支局、高松市女性センター等を経て現職。神戸大学法学研究科修士課程修了(政治学)。2018年、大阪市立大学(現、大阪公立大学)で開催されたシンポジウムにウィスコンシン大学マディソン校WISELIディレクターを初めて招聘し、「採用ワークショップ」を日本に紹介。その後もジェンダー公正に関わる米国・英国・ドイツの先進大学の現地調査を続け、『法学セミナー』(日本評論社)などに記事掲載。専門分野はジェンダー法政策、社会学、女性・子どもへの暴力、震災。

ISBN:9784750355757
出版社:明石書店
判型:A5
ページ数:216ページ
価格:2500円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年04月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN