ICC加盟都市地図
序
第Ⅰ部 インターカルチュラル・シティとは
第1章 インターカルチュラル・シティの基礎知識
(1)インターカルチュラル・シティとは
(2)統合政策の4類型
(3)インターカルチュラリズムの3原則
(4)プログラムの参加都市
(5)プログラムの概要
(6)日本との交流
第2章 インターカルチュラル・シティのつくり方
(1)インターカルチュラルなビジョンをつくる
(2)インターカルチュラル・シティのチェックリスト
第3章 多様で包摂的なまちづくりを担うには
(1)インターカルチュラル能力とは
(2)自治体職員の職務とインターカルチュラル能力
(3)まとめ
第Ⅱ部 加盟都市のネットワーク
第4章 スペイン国内ネットワーク(RECI)の持続的発展
(1)スペインICCネットワークとは
(2)RECIの誕生
(3)ネットワーク継続の秘訣
(4)民間財団によるネットワーク支援
(5)ICCネットワークとRECI加盟都市の情報共有
(6)新しい取り組みへの挑戦
(7)都市の違いを超えた協力へ
(8)コロナ禍の下での活動の変化
(9)今後の課題と目標
第5章 ゲチョ市役所の取り組み――移民・インターカルチュラリティ班の15年
(1)戦略の策定
(2)取り組みの概要
(3)都市間ネットワーク
(4)おわりに
第6章 バララット市のインターカルチュラル・シティ・ビジョン
(1)インターカルチュラル・シティ戦略プラン(2018~2021)
(2)戦略的課題
(3)おわりに
第7章 韓国とインターカルチュラル・シティ
(1)全国多文化都市協議会
(2)安山市のインターカルチュラル・シティへの加盟
(3)九老区のインターカルチュラル・シティへの加盟
(4)韓国におけるICCの展望
第Ⅲ部 国内都市のガバナンス
第8章 浜松市の取り組み
(1)浜松市の概況
(2)施策推進の指針
(3)欧州評議会や世界の都市との連携
(4)現行ビジョンの取り組み
(5)今後に向けて
第9章 浜松国際交流協会と外国にルーツを持つ若者グループCOLORSによる協働
(1)外国ルーツの若者との協働の始まりからCOLORSの立ち上げまで
(2)COLORSの活動(2014年~2019年)
(3)コロナ禍でのCOLORSの活動(2020年~)
(4)COLORSへの思い――ライフヒストリー
(5)HICEとの出会い――COLORSの立ち上げ
(6)ロールモデルの存在
(7)社会人(仕事)との両立とHICEとの関係
(8)COLORSの今後
(9)まとめ――多様性を生かしたまちづくりを進めるには
第10章 神戸市の取り組み
(1)神戸の国際化の歴史と多文化共生の土壌
(2)神戸市における多文化共生推進の方向性
(3)神戸市の多文化共生事業
(4)具体的な取り組み
(5)今後の展望
第11章 神戸市長田区の官民連携――2013年の提言とその後
(1)はじめに
(2)多様性を活かしたまちづくりのための提言活動
(3)提言後の長田区役所の動き
(4)おわりに
第12章 いつも、「いざ!」も“いいかげん”――広域連携で地域の国際化に取り組む「国際交流協会ネットワークおおさか」の実践
(1)成り立ち
(2)災害対応関連の取り組み
(3)人材育成の機能
(4)このネットワークの意義
(5)まとめにかえて
第Ⅳ部 実践者から見たインターカルチュラル・シティ
第13章 隣近所におけるインターカルチュラリズムの実践
(1)はじめに
(2)「インターアクション」の課題
(3)「インターアクション」推進のための具体的な取り組み
(4)「インターアクション」がもたらした変化
(5)インターカルチュラリズムにおける地縁団体の可能性
(6)ヨーロッパでの学びから
(7)おわりに
第14章 インターカルチュラルな若者たち――アートを通じた人材育成
(1)インターカルチュラル・シティとの出会い
(2)インターカルチュラル・シティの現場へ
(3)実践への展開――若者たちに居場所と役割を提供するインターンシップ・プログラム
(4)実践を経て見えてきたもの
(5)未来のインターカルチュラル・シティの担い手を育てる
第15章 「異者」への処遇をめぐる対立と葛藤、残しえたこと
(1)定時制高校生徒の怒りと学校改革
(2)外国籍(在日朝鮮人)生徒の進路保障――就職差別反対闘争へ
(3)在日朝鮮人の「鋳造」と就職運動凍結
(4)自治体公務員国籍条項への国の介入
(5)「多文化共生」とインターカルチュラリズム
(6)さいごに――対立と葛藤を踏まえ残しえたこと
第16章 国際交流基金とインターカルチュラル・シティ
(1)黎明期――インターカルチュラル・シティとの出会い
(2)成長期――日韓欧ネットワークの構築
(3)成熟期――日本初のインターカルチュラル・シティの誕生
(4)まとめ――新たな飛躍期に向けて
第Ⅴ部 研究者の視点
第17章 欧州域外のインターカルチュラリズムと多文化共生――メキシコ・カナダ・日本
(1)はじめに
(2)移民統合のモデル
(3)メキシコ・シティ、モントリオール、浜松
(4)多文化共生とインターカルチュラリズム
(5)おわりに
第18章 複眼的思考としてのインターカルチュラリズム
(1)インターカルチュラリズムの「つかみどころのなさ」
(2)包括的アプローチという捉え方
(3)日本の文脈との関連
(4)視野を広げるには
あとがき
インターカルチュラル・シティ指数調査票(抄訳)
編著者・執筆者紹介
コラム①多文化共生都市サミットへの道
コラム②反うわさ戦略
コラム③多文化共生・多様性の意識醸成
コラム④やさしい日本語
コラム⑤他地域や民間の取り組みから学ぶ
コラム⑥インターカルチュラルに街を体感する
コラム⑦社会的企業とインターカルチュラル・シティ
コラム⑧神戸市役所の若手職員による調査について