特集 帰還／移動／再移動
「人びとの帰還／移動／再移動を考える」の論文掲載にあたって［外村大］
オーバーシュレージエン自由国――第一次世界大戦直後のドイツ＝中東欧境界地域における独立国家構想［衣笠太朗］
移動する人々の時代――第二次世界大戦後のヨーロッパにおける人の移動［川喜田敦子］
アメリカ先住民の都市化――「インディアン都市移住計画」（1952～73年）と都市先住民の今［大野あずさ］
在日コリアンの北朝鮮帰国事業とメディア――冷戦下の「移民的帰還」を促した報道内容の分析［菊池嘉晃］
特集公募論文
帰還移民と世界のウチナーンチュの日［藤浪海］
特集公募研究ノート
在日ブラジル人としての「私」の移動――オートエスノグラフィーから捉える存在論的移動［大川ヘナン］
小特集 日本移民学会創立30周年記念シンポジウム報告
日本移民学会の未来――移民研究は如何に現代の課題に貢献できるのか［坂口満宏、蘭信三、竹沢泰子、中牧弘允、浅香幸枝、アンジェロ・イシ］
書評
南川文里著『未完の多文化主義――アメリカにおける人種、国家、多様性』［辻康夫］
野入直美著『沖縄―奄美の境界変動と人の移動――実業家・重田辰弥の生活史』［大野俊］
河原典史著『カナダにおける日本人水産移民の歴史地理学研究』［今野裕子］
栗田知宏著『ブリティッシュ・エイジアン音楽の社会学――交渉するエスニシティと文化実践』［五十嵐泰正］
佐藤麻衣著『ニューヨークの日本人画家たち――戦前期における芸術活動の足跡』［永冨真梨］
木村健二著『近代日本の移民と国家・地域社会』［塩出浩之］
新刊紹介
松尾昌樹・森千香子編『グローバル関係学6 移民現象の新展開』［山根美奈］
福永由佳編、庄司博史監修『顕在化する多言語社会日本――多言語状況の的確な把握と理解のために』［山口博史］
李里花編著『朝鮮籍とは何か――トランスナショナルの視点から』［孫片田晶］
平野裕子・米野みちよ編『外国人看護師――EPAに基づく受入れは何をもたらしたのか』［高畑幸］
板津木綿子編著、小澤智子・北脇実千代著『食と移動の文化史――主体性・空間・表象をめぐる抗い』［徳永悠］
Reiko Maekawa, Darwin H. Stapleton and Roberta Wollons eds.Crossing Cultural Boundaries in East Asia and Beyond［板津木綿子］
鈴木江理子編著『アンダーコロナの移民たち――日本社会の脆弱性があらわれた場所』［野入直美］
フィリッパ・レヴァイン著『イギリス帝国史――移民・ジェンダー・植民地のまなざしから』［山本めゆ］
清水睦美・児島明・角替弘規・額賀美紗子・三浦綾希子・坪田光平著『日本社会の移民第二世代――エスニシティ間比較でとらえる「ニューカマー」の子どもたちの今』［伊吹唯］
2021年度日本移民学会活動について
『移民研究年報』第29号・原稿募集について
編集後記
