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イギリス発! ベル先生のコロナ500日戦争

これからの学校にできることって何だろう

編著:遠藤 野ゆり
他著:セネック アンドリュー
他著:川﨑 徳子

紙版

内容紹介

移民が多く貧困の深刻な地域のレイクウッド小学校には、「コロナだから学校を閉鎖」に応じられない緊急の子どもたちを多く抱えていた。子どもの学びと暮らしを守るために、学校は何をどのように決定し、実行したのか。ベル校長先生の500日間の奮闘を描く。

目次

 はじめに

序章 イギリスの学校とレイクウッド小学校
 第1節 本書のねらいとイギリスの公立小学校の仕組み
 第2節 ベンチェスター市とレイクウッド小学校

第1章 ロックダウン下の学校(2020年3月~6月15日)
 第1節 ロックダウンの前 噂が立ち始めた(2020年1月~3月23日)
 第2節 学校を閉じる(2020年3月23日~6月15日)

第2章 バブル方式の学校(2020年6月16日~12月)
 第1節 部分的な学校再開((2020年6月1日~7月末)
 第2節 学校の全面再開(2020年9月~12月)

第3章 ウィズコロナの時代へ(2021年1月~)
 第1節 二度目の一斉休校(2021年1月5日~3月8日)
 第2節 学校が再び開かれる中で(2021年3月8日~7月)

第4章 日英2人の校長先生
 第1節 コロナの渦中における日本の小学校
 第2節 対談・ベル先生と吉鶴先生

補章 コロナ戦争の背景――イギリスの学校運営の仕組み

 おわりに

著者略歴

編著:遠藤 野ゆり
法政大学キャリアデザイン学部教授。専門は臨床教育現象学、ナラティブ研究、生きづらさ研究(発達障害・思春期問題など)。主な著書に『虐待された子どもたちの自立――現象学からみた思春期の意識』(東京大学出版会、2009年)、『すき間の子ども、すき間の支援』(共著、明石書店、2021年)など。
他著:セネック アンドリュー
山口大学教育学部講師。翻訳家。専門は異文化理解と異文化コミュニケーション。イギリス生まれ、日本在住。主な著作にFood Served to Guests from Other Cultures in Bakumatsu Japan(共著、『和食文化研究』、2020年)、Standing at the Poolside Without Diving In (International Journal of Curriculum Development and Practice,2021年)など。
他著:川﨑 徳子
山口大学大学院教育学研究科准教授。専門は幼児教育、保育学、子ども理解、人間の発達と環境(公園・遊び場環境開発デザイン)。主な著書に『エピソード教育臨床――生きづらさを描く質的研究』(共著、創元社、2014年)、『子どもの理解と援助――育ち・学びをとらえて支える』(共著、光生館、2019年)など。

ISBN:9784750353494
出版社:明石書店
判型:4-6
ページ数:196ページ
価格:1700円(本体)
発行年月日:2022年03月
発売日:2022年03月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNB