はしがき
序章 研究の背景と目的
1.研究の背景
2.研究の意義と目的
3.本論文の構成
第1章 アフリカにおける困難な状況にある子どもの教育――先行研究の検討
はじめに
1.困難な状況にある子どもの定義
2.教育研究における困難な状況にある子どもの対象範囲
3.先行研究の動向
3.1 研究関心と方法における偏向
3.2 検討すべき研究視点と方法
まとめ
第2章 マラウイの遺児と中等教育
はじめに
1.「遺児」の定義の変容とマラウイにおける社会背景
1.1 アフリカにおける「Orphan」の定義の変遷
1.2 マラウイにおける「Orphan」の社会背景とその定義
2.中等教育の概要
2.1 学校教育の成り立ちと中等教育の位置づけ
2.2 学校制度と中等教育の実状
3.遺児の就学状況
まとめ
第3章 分析の枠組みと調査概要
はじめに
1.分析の枠組み
2.調査の手法
2.1 質的研究アプローチ
2.2 ライフストーリー・インタビュー
2.3 インタビュー実施上の留意事項
3.調査対象の概要
3.1 調査地
3.2 調査対象校とインフォーマント
まとめ
第4章 遺児の生活からみる就学――中等教育における就学継続
はじめに
1.遺児の就学に関する先行研究と分析視点の検討
2.遺児を取り巻く社会環境
3.現地調査
3.1 調査方法
3.2 調査結果
4.遺児の生活と就学を支える要素
4.1 就学への強い意志と対処能力
4.2 就学を支える奨学金支援
4.3 就学継続に関する学校や教師の取り組み
おわりに
第5章 遺児の就学を支える仕組み――NGOの支援と学校の取り組み
はじめに
1.遺児支援の動向
1.1 遺児と困難な状況にある子どもへの支援
1.2 NGOによる遺児の就学支援
2.中等教育における遺児の就学支援に関する研究
2.1 遺児への就学支援
2.2 遺児への奨学金支援に関する研究
3.現地調査
3.1 調査方法
3.2 調査結果
4.遺児の就学を支える仕組み
おわりに
第6章 遺児が語る中等教育就学の意味――困難な状況下での人々の支え合い
はじめに
1.就学の意味に関する教育研究
1.1 困難な状況にある子どもの就学の意味を問う研究
1.2 分析の枠組み
2.困難な状況にある遺児の家庭背景
2.1 困難な状況にある遺児とは
2.2 困難な状況にある遺児の中等教育就学の実状とその家庭背景
3.現地調査
3.1 調査方法
3.2 調査結果
4.まとめと考察――困難な状況下での人々の支え合いと遺児の就学の意味
第7章 遺児の就学とオープン中等学校の機能――生徒、教師へのインタビューを中心として
はじめに
1.中等教育におけるオープン校
1.1 中等教育の拡大化とオープン校の台頭
1.2 マラウイのオープン校の特質
2.先行研究と分析視角
2.1 アフリカにおけるオープン校に関する研究の特異性
2.2 分析視角
3.調査概要
4.調査結果
4.1 オープン校の実状
4.2 オープン校における遺児の就学実態
5.考察――オープン校の機能とEducation 2030の取り組み
5.1 困難な状況にある遺児の就学の受け皿としてのオープン校の機能と特徴
5.2 中等教育の普遍化とオープン校
5.3 Education 2030に向けたオープン校のあり方
おわりに
終章 困難な状況にある遺児の研究の意義と展望
はじめに
1.本研究で得られた成果
2.本研究の全体考察
2.1 学術的な貢献――アフリカにおける困難な状況にある子どもの研究の意義
2.2 政策的含意――2030年までの新たな教育目標とSDGsに対する取り組み
3.残された課題と今後の研究の方向性
参考文献
あとがき
著者紹介