歴史主義とマルクス主義
歴史と神・人・自然
著:斎藤 多喜夫
紙版
内容紹介
フランス啓蒙主義を経て19世紀にドイツで確立する歴史主義は、懐疑主義とニヒリズムの弊害を生む。本書は、歴史主義の批判的検討の上に、マルクス主義の歴史理論、社会・自然観を考察し、古代から近代に至るヨーロッパ精神史の文脈の中で分析していく。
目次
第一篇 ヨーロッパ精神史における歴史思考の歴史
第二篇 歴史主義の成立とその克服
第三篇 マルクスにおける《社会》と《自然》
第四篇 ソヴィエト・マルクス主義の歴史思考