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早稲田文庫 005

後漢書 志[一]

著:司馬彪
著:劉昭
訳:渡邉 義浩

紙版

内容紹介

「早稲田文庫」の好評シリーズ「後漢書」の第3巻は、制度史に当たる「志」を取り扱う。度量衡に暦法、儀礼や祭祀の慣行、そして天文学を取り上げ、二千年前の中国で、人びとの暮らしを律していたしくみや決まりがどのようなものであったのかを詳説し、当時の社会観や世界観を浮き彫りにする。

目次

凡例
後漢書注補志序
律暦志上 第一
律暦志中 第二
律暦志下 第三
礼儀志上 第四
礼儀志中 第五
礼儀志下 第六
祭祀志上 第七
祭祀志中 第八
祭祀志下 第九
天文志上 第十
天文志中 第十一
天文志下 第十二

著者略歴

著:司馬彪
しばひょう:?~306年頃。西晉の皇族。後漢の歴史を紀伝体で記した『続漢書』を編纂する。
著:劉昭
りゅうしょう:生没年不詳。梁の政治家・歴史家・文学者。幼くして文才にすぐれ、諸家による後漢の史書を収集。范曄の『後漢書』が志(制度史)を欠くことを惜しみ、司馬彪の『続漢書』からそれを補いつつ、『後漢書』全体に注を施す。
訳:渡邉 義浩
わたなべ よしひろ:1962年、東京都生まれ。文学博士。早稲田大学文学学術院教授。専攻は「古典中国」学。著訳書に『後漢国家の支配と儒教』(雄山閣出版)、『三国志よりみた邪馬台国』(汲古書院)、『全譯論語集解』(主編、同)、『全譯後漢書』(主編、同)、『儒教と中国――「二千年の正統思想」の起源』(講談社選書メチエ)、『「論語」――孔子の言葉はいかにつくられたか』(同)、『魏武注孫子』(講談社学術文庫)、『関羽――神になった「三国志」の英雄』(筑摩選書)、『漢帝国――400年の興亡』(中公新書)、『孫子――「兵法の真髄」を読む』(同)、『三国志辞典』(大修館書店)、『論語集解――魏・何晏(集解)(上/下)』(早稲田文庫)、『後漢書 本紀[一]/本紀[二]』(同)など多数。

ISBN:9784657230140
出版社:早稲田大学出版部
判型:文庫
ページ数:508ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPC