早稲田新書 18
古墳との対話
出土品からみえるこの国のなりたち
著:加藤一郎
紙版
内容紹介
日本の本質を問うとき、国家形成期に立ち戻るとみえてくるものがある。律令制度が取り入れられるまえ、古墳時代に倭王権がどのように国家を形成していったのかをなぞり、日本列島のありようを浮かび上がらせる。そこには倭独自の思想・統治体系があったのではないか。宮内庁で天皇陵古墳の発掘調査に従事する著者が新たな古墳時代像を導き出す。
目次
【目次】
第一章 古墳と死
第二章 埴輪
第三章 倭鏡
第四章 副葬品生産と古墳時代人
第五章 古墳時代人の祭祀と思想
第六章 歴史のなかの古墳時代