早稲田新書 7
幻の村
哀史・満蒙開拓
著:手塚 孝典
紙版
内容紹介
満蒙開拓団の日本人たちは1945 年8 月、ソ連侵攻により満洲(現・中国東北部)に置き去りにされ、集団自決した。国策に従い彼ら彼女らを満洲へ送り込んだ村の有力者は、それを知り自らも死を選んだ。時代に踊らされ、時代に流され、時代に殺された人々。時代は国そのものではなかったか――。
著者初の書き下ろしは、村の有力者が書き残した日記を手掛かりに、満蒙開拓の深層、時代と侵略の真相に迫る。「満州事変90 年」に当たる2021 年の記念碑的ルポルタージュがここに誕生!!! きな臭い日中関係を再考するための糸口が本書に記されている。
目次
第一章 沈黙の村
第二章 忘れられた少年たち
第三章 帰郷の果て
第四章 ふたつの祖国に生きる
第五章 幻の村
ISBN:9784657210128
。出版社:早稲田大学出版部
。判型:新書
。ページ数:210ページ
。定価:900円(本体)
。発行年月日:2021年07月
。発売日:2021年08月02日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KC。