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早稲田大学学術叢書

地域銀行の経営行動

変革期の対応

著:森 祐司

紙版

内容紹介

地域産業構造の変化、少子高齢化、地域経済の空洞化など1990年代から2000年代にかけて日本の地域環境は大きく変化した。それに伴い地域銀行の経営行動はどのように変化したか、豊富なデータとともに分析する。

目次

序章 本書の目的と分析の枠組み  
 1 地域金融機関としての地域銀行
 2 地域経済環境の変化と地域銀行の行動への影響  
 3 本書の主題と分析枠組み
 4 本書の構成

第1章 貸出行動についての分析
 1 はじめに
 2 地域銀行と地域経済についての概観
 3 地域銀行と地域経済に関する先行研究
 4 推定モデルの定式化  
 5 推定結果  
 6 まとめと今後の課題  

第2章 証券投資の決定要因
 1 はじめに
 2 地域銀行の証券投資に関する先行研究
 3 地域銀行の証券投資の概要   
 4 リスクテイクの分析モデルと推定結果
 5 まとめと今後の課題   

第3章 投資信託の窓口販売についての分析
 1 地域銀行の投信窓販の論点
 2 銀行による投信窓販の状況  
 3 地域銀行の投信窓販の要因分析   
 4 投信窓販の地域銀行の収益への貢献  
 5 投信窓販に関する範囲の経済性についての分析  
 6 結論と今後の課題     

第4章 非金利収入の拡大・経営多角化についての分析  
 1 地域銀行の非金利収入と多角化の論点
 2 非金利収入の推移と投信窓販の実施状況
 3 非金利収入についての先行研究
 4 非金利収入についての実証分析   
 5 非金利収入についての課題

第5章 株式所有構造から見たコーポレート・ガバナンス  
 1 銀行のガバナンス
 2 地域銀行の外部ガバナンスに関する論点  
 3 地域銀行の株主構成  
 4 実証分析   
 5 まとめと今後の課題   

第6章 役員構造から見たコーポレート・ガバナンス  
 1 はじめに
 2 内部ガバナンスに関する先行研究
 3 役員構成・規模の決定要因     
 4 まとめと課題

終章 地域銀行の課題と将来展望  
 1 はじめに
 2 地域の長期的課題に対する地域銀行の方策
 3 地域銀行の収益志向と地域への貢献

あとがき
参考文献
索  引
英文要旨

ISBN:9784657147066
出版社:早稲田大学出版部
判型:A5
ページ数:320ページ
定価:6800円(本体)
発行年月日:2014年12月
発売日:2014年12月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFF