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フィールドワーク選書 9

人類学者は草原に育つ

変貌するモンゴルとともに

著:小長谷 有紀

紙版

内容紹介

モンゴルと著者をめぐる「はじまり」の全貌

人類史に残る大きなうねりを経験したモンゴル。その変貌をまのあたりにした著者の、次第に変容していく思考と行動の道筋を追う。言語の習得にはじまる留学経験、骨身を削って疾走した日々、多くの人びとを繋いだNPO活動から散在した資料の収集まで、モンゴルとのかかわりから自然発生的に展開してきた数々の活動を通時的に物語り、多様なフィールドワークのかたちと、その可能性を問う。初公開となるフィールドノートを収録!

目次

【目次】
はじめに
第一章  はじめてのモンゴル―—1979年、モンゴル人民共和国へ留学
第二章  はじめてのフィールドワーク―—1988年、中国内モンゴルでの研修
第三章  爆走モンゴル―—1995年から97年、モンゴル、ロシアを踏査
第四章  博物館の収集活動―—内モンゴルとモンゴル
第五章  NPO活動―—2001年、雪害後
第六章  アーカイブズというフィールド―—2010年から
あとがき
参考文献
特別付録 自筆フィールドノート

著者略歴

著:小長谷 有紀
人間文化研究機構理事・国立民族学博物館併任教授。文化人類学・モンゴル研究。1979年の留学以来、一貫してモンゴル研究に取り組む。その業績から2013年紫綬褒章受章。

ISBN:9784653042396
出版社:臨川書店
判型:4-6
ページ数:200ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2014年05月
発売日:2014年05月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB