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アラブのなりわい生態系 4

外来植物メスキート

編:星野 仏方
編:縄田 浩志

紙版

内容紹介

砂漠化対処に活用されたメスキートの歴史を探る。
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序 章 砂漠化対処の「負の遺産」にどう立ち向かうか(縄田浩志)
第1章 メスキート等のアレロパシーの強い植物の研究とそのリスク(藤井義晴)
第2章 スーダンにおけるメスキートの問題点(アブドゥルジャッバール・T・バービクル)
第3章 メスキートの成長特性と生理生態(依田清胤)
第4章 メスキートの地下水吸水(安田裕/ムハンマド・アブドゥルバーシト・ムハンアドアフマド)
*コラム1 砂丘固定の喜びとメスキートだらけの悩み(星野仏方)
第5章 メスキートの分布拡散(星野仏方)
第6章 メスキートの利用―木炭を中心として(縄田浩志/古賀直樹/アブドゥルワドゥード・A・アルハリーファ/アフマド・アルドゥーマ)
*コラム2 反すう動物の栄養戦略とメスキート(坂田隆)
第7章 ヒトコブラクダの季節的な放牧パターンとヒルギマダシ、塩生植物、メスキートの摂食行動(縄田浩志/多仁健人/アブドゥルアズィーズ・カラマッラー・ジャイバッラー/アブドゥルムニーム・カラマッラー・ジャイバッラー/アドゥルガーディル・バダウィー・ムハンマド/星野仏方)
終章 メスキートの統合的管理法を求めて(縄田浩志)
*コメント(田中樹/平田篤央)
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『アラブのなりわい生態系』全10巻、臨川書店より2013年12月刊行開始!!
責任編集:縄田浩志

■■■『アラブのなりわい生態系』シリーズ刊行にあたって■■■
    ―最新の調査結果が語る生態系の歴史と未来―

総合地球環境学研究所『アラブ社会におけるなりわい生態系の研究―ポスト石油時代に向けて』プロジェクトの研究成果を書籍化。
西アジア・北アフリカの乾燥地で千年以上にわたり生き残り続けてきたアラブの人々の生産活動と自然との関わり(「なりわい生態系」)においてどのような知恵が育まれ変遷してきたのか。「なりわい生態系」のかなめ(要)と考えられる種「キーストーン種」(ナツメヤシ、ヒトコブラクダ等)に焦点をあて、分野横断的な視点から解説。
現代の石油文明が分岐点を迎えつつある今、将来に向けて維持していくことが必要な生産活動のあり方を「地球環境学」の観点から提言する。

ISBN:9784653042143
出版社:臨川書店
判型:4-6
ページ数:280ページ
定価:3600円(本体)
発行年月日:2013年12月
発売日:2013年12月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TV
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:NH