出版社を探す

あめりか いきものがたり

動物表象を読み解く

編:辻本 庸子
編:福岡 和子

紙版

内容紹介

文化・文学のなかの動物たちが語るアメリカのすがたとは?

日本アメリカ文学会にて好評を博したシンポジアの待望の書籍化。
小説をはじめとして詩・演劇・映画など、アメリカ文化のなかで
動物はどのように描かれてきたのか。そしてその意味するところは何か。
環境文学・文化人類学の知見も交え、わかりやすく解き明かす。

目次

【主な目次】

第1章 パリのオランウータンとキュヴィエ ポーの動物表象と「探偵小説」の成立
(井上 健)
第2章 反転する動物物語 メルヴィルと陸の動物たち
(福岡和子)
第3章 南半球からの帰還 マーク・トウェインと動物表象
(辻 和彦)
第4章 「つややかな馬」のように ショパンにおける動物性
(辻本庸子)
第5章 食える犬、食えない犬 フランク・ノリス、ジャック・ロンドンと動物
(折島正司)
第6章 ウォレス・スティーヴンズと動物の領域 擬人化された動物と開かれた世界
(長畑明利/名古屋大学大学院国際言語文化研究科教授)
第7章 動物と文化の狭間で ヘミングウェイの「父と子」における自己回帰の罠
(高野泰志)
第8章 私をファングと呼びなさい ピンチョン文学における「システム」と「動物」
(波戸岡景太)
第9章 不都合なメタファー アメリカ演劇と死せる動物
(岡本太助)
第10章 ネズミと人間 ディズニーのモダニズム
(舌津智之)
第11章 環境の時代へと守り継がれるウィルダネス ソローとその末裔たちの描く動物たちを読み解く
(藤岡伸子)
第12章 サルと歩き、ライオンに遭う ヒヒたちと狩猟採集民にとっての種間の境界
(菅原和孝)

ISBN:9784653041979
出版社:臨川書店
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2013年07月
発売日:2013年07月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB