出版社を探す

「朝鮮資料」による中・近世語の再現

著:朴 真完

紙版

内容紹介

本書は「朝鮮資料」による中・近世語の再現を、日本・朝鮮の両言語を熟知した著者が、先行研究にはない新たな視点から試みたものである。双方向の影響関係に着目し、歴史的な事柄、文化背景にまで踏み込んで両言語の分析を行うなど、「朝鮮資料」の新たな研究方法にも言及し、言語のみならず文学・歴史研究への活用をも示唆する本書は、広範な分野での研究に資するものである。

目次

第 1 部 朝鮮資料研究の過去と現在
第1章 序
第2章 中・近世語資料
(第1節 語彙の変遷/第2節 文法の変遷/第3節 敬語法の対照研究)
第 3 章 言語干渉(第1節 朝鮮資料の日本語表記/第2節 対訳文の日本語的表現)
第 2 部 朝鮮資料研究の展望
第4章 言語観察
(第1節 朝鮮通信使の日本語観察/第2節 以酊庵輪番僧の朝鮮語観察)
  第5章 言語接触
(第1節 朝鮮語に入った近世日本語/第2節 以酊庵輪番僧と朝鮮通信使)
  第6章 言語学習
(第1節 対馬朝鮮通詞の『朝鮮語訳』/第2節 苗代川朝鮮通事の『惜陰談』/
第3節 ロシア東方学研究所アストン文庫資料)
第7章 結論と課題
あとがき
参考文献
<付録> 主要資料の所蔵先と影印の状況/『惜陰談』影印
索引

ISBN:9784653041139
出版社:臨川書店
判型:A5
ページ数:464ページ
定価:15000円(本体)
発行年月日:2013年02月
発売日:2013年03月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:CF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:CJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 4:2GJ