ビゴー版画から読み解く明治庶民のくらし
歴史教科書の諷刺画で知られるフランス人画家ジョルジュ・フェルディナン・ビゴー Georges Ferdinand Bigot(1860-1927)は創作版画の分野でもその力量を存分に発揮している。
本書では、来日前の作品から、日本滞在中に製作された刊行・未刊行を含む版画集の全点、そして帰国後の作品に至るまで、ビゴーが生涯で製作した版画作品のほぼ全点を図版・解説付きで紹介。
三遊亭円朝、自由民権運動、成田・佐原街道を行く道中の風景など、ビゴーの版画作品には、明治黎明期を生きる人々の姿が克明に描き出されている。彼のまなざしを通して浮かび上がるものは何であるのか。長年ビゴー研究を続ける著者が読み解く。
【本書の特徴】
・原則、見開きごとに右頁解説、左頁図版で構成
・石版画集『あさ』の作品は明治16年版・18年版を並べて掲載し、比較・解説する
・版画作品のほぼ全点をカバー
・作品の原画・原図・原板は長年収集を続けてきた著者ならではのもの