歴史文化ライブラリー 318(オンデマンド版)
四国遍路
さまざまな祈りの世界
著:星野 英紀
著:浅川 泰宏
紙版
内容紹介
四国八十八ヵ所の寺院を巡り、弘法大師の遺跡を訪ねる四国遍路。なぜ、今なお多くの人が遍路をするのか。平安時代の起源から一般人が巡礼するようになった江戸時代、平成遍路ブームまでの歴史を辿る。宗派を超えた思想や、何度となく四国を巡る人びと、住民による接待文化と「へんど」などを解説。四国遍路の多様な側面を明らかにし、その魅力に迫る。
目次
さまざまな巡礼のかたちと四国遍路―プロローグ/四国遍路の思想(四国遍路の歴史と現在/四国遍路の特徴/四国遍路共同体)/四国遍路の人びと(伝統的四国遍路イメージとは/職業遍路と病人遍路/死のイメージと四国遍路/自分探し遍路と〝哲学的遍路〟/何度となく四国を巡る人びと)以下細目略/四国遍路の接待文化/四国遍路の現代的風景/四国遍路における不易と流行―エピローグ