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歴史文化ライブラリー(オンデマンド版) 196

柳宗悦と民藝の現在

著:松井 健

紙版

内容紹介

白樺最若年の気鋭の美学者でありながら貧しい庶民の暮らしと信心を渇仰し、職人を讃えながら天才の創造に憧れ、他力道を説きながら禅に通じ、師と仰がれながら孤独だった柳宗悦。その等身大の生活と思考の現場から、生とテキストの緊張関係を解明する。美と宗教哲学の思索のユニークな統一である「民藝」の、現代における意味と射程を大胆に論じる。

目次

柳宗悦と民藝 問題のありか―プロローグ(今日的視点/本書の問題意識)/柳宗悦という人(柳宗悦の形成/民藝の発見/テキストの民藝/「民藝」の呪縛とそこからの離脱)/民藝の諸相(民藝の条件/出会いの現場/民藝の「理論」)/二人の柳宗悦 生とテキスト(生とテキスト/直観/工人/他力/死と救済/無有好醜/反戦反軍国)/今なぜ柳宗悦と民藝なのか―エピローグ

ISBN:9784642755962
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:242ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2022年10月
発売日:2022年10月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WF