内容紹介
貫之は凡庸で『古今集』はつまらないという明治以来の常識に挑戦。彼を形成した歴史的背景から出発して『古今集』『土佐日記』に関する諸学説を検討する。多くの史料を駆使し貫之の実生活と文学精神の変遷を鮮明に浮かび上がらせ、再評価の先駆けをなした。
著者略歴
著:目崎 徳衛
1921年、新潟県生まれ。1945年、東京大学文学部国史学科卒業。文部省教科書調査官、聖心女子大学教授等を歴任、文学博士(東京大学)。2000年、没。
【主要編著書】『紀貫之』(人物叢書、吉川弘文館、1961年)、『百人一首の作者たち 王朝文化論への試み』(角川選書、1983年)、『数奇と無常』(吉川弘文館、1988年)、『貴族社会と古典文化』(吉川弘文館、1995年)
ISBN:9784642750189
。出版社:吉川弘文館
。判型:4-6
。ページ数:232ページ
。定価:2500円(本体)
。発行年月日:2021年11月
。発売日:2021年11月02日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ。