オンデマンド版
古代天皇の即位儀礼
著:藤森 健太郎
紙版
内容紹介
天皇即位儀礼に焦点をあて、その実像を追究する。『儀式』等を素材に、天皇の即位儀などを取り上げ、中国唐礼との比較を通し、構造や展開、変質の実態を解明。8世紀から12世紀の即位儀礼のもつ歴史的意義を探る。
目次
序章 研究の意義と方法/天皇即位儀礼の構造と意味―唐礼との比較を通じて(日本古代元日朝賀儀礼の特質/『儀式』『延喜式』における皇太子の正月受賀儀礼について/平安期即位儀礼の論理と特質)/天皇即位儀礼の展開と変質(八世紀までの即位儀礼と朝賀儀礼/八世紀の即位儀礼と朝賀儀礼の場―門の中の王、壇の上の王/九世紀の即位に付属する上表について/元日朝賀儀礼の衰退と廃絶/十~十二世紀の「譲国儀」と先帝没後の剣璽渡御/十~十二世紀の「天皇即位儀」)/終章 即位儀礼の歴史的意義