学問の家大槻家の人びと

玄沢から文彦まで

書籍

オンデマンド版

大活字版

書籍

雑誌

電子版

読み上げ可能電子版

オーディオブック

編：一関市博物館

出版社：吉川弘文館

同一作品の他版

アクセシブルブック

内容紹介

仙台藩領の大肝入を宗家とする大槻家は、『蘭学階梯』などを著した玄沢(げんたく)をはじめ、漢学者にして西洋砲術皆伝者の磐渓、藩校「養賢堂」学頭の平泉、博学多才の如電、日本初の近代的国語辞典『言海』を編纂した文彦らを輩出した。重要文化財の大槻家関係資料から、多彩な分野の学問に功績を残した彼らの生涯を明らかにし、一関が生んだ学者達の群像を描く。

大槻家の人びと…相馬美貴子
　はじめに
　一　宗家・大槻家の人びと
　二　江戸の分家の学者たち
　三　仙台の分家の学者たち
　四　大槻家に連なる学者たち
　おわりに

大槻玄沢―蘭学の普及をめざして―…相馬美貴子
　はじめに
　一　玄沢の生涯
　二　『蘭学階梯』出版の経緯
　三　『蘭学階梯』の内容
　四　『蘭学階梯』の評価
　おわりに

大槻磐渓―幕末明治を駆け抜けた武人学者―…小岩弘明
　はじめに
　一　修行時代
　二　長崎遊学
　三　文の人
　四　武の人
　五　仙台帰住と戊辰戦争
　六　悠々自適の東京暮らし
　七　尚文院愛古磐叟居士
　おわりに

大槻磐渓の貼り交ぜ帳…岡部幹彦
　はじめに
　一　一七冊の「貼り交ぜ帳」
　二　西洋砲術と「洋兵ヲ講ズル志」
　三　江戸湾防備
　四　古器物と古き文字
　五　銅版画と『重訂解体新書』
　六　ヨーロッパに向けられた眼差
　七　磐渓と文詩会
　おわりに

大槻平泉―養賢堂の学頭として―…菊池勇夫
　はじめに
　一　郷里から仙台へ、そして昌平黌
　二　学問修行の旅と学問思想―『鯨史稿』と『経世体要』―
　三　養賢堂の学制改革と財政基盤
　おわりに

大槻如電―知の巨人―…小岩弘明
　はじめに
　一　学術研究者として
　二　市井の通人として
　三　父祖の顕彰者として
　おわりに

大槻文彦―言葉の海の探求者―…髙橋紘
　はじめに
　一　大槻文彦という人
　二　青年期の英学修行
　三　戊辰戦争と旧臣意識
　四　近代国家の辞書『言海』
　五　考証と顕彰―歴史研究の目的―
　おわりに

ISBN：9784642084581
出版社：吉川弘文館
判型：A5
ページ数：192ページ
定価：2200円（本体）
発行年月日：2024年10月
発売日：2024年11月01日
国際分類コード【Thema（シーマ）】１：WQY。

ご購入はこちら

学問の家 大槻家の人びと

内容紹介

目次

学問の家大槻家の人びと