東京国立博物館所蔵 近世やまと絵50選
江戸絵画の名品
編:東京国立博物館
紙版
内容紹介
平安時代前期に成立し、千年近く描かれ続けてきたやまと絵。四季折々の風景や行事、物語などを題材に、宮廷社会と結びつきながら発展を遂げ、江戸時代には多くの流派の絵師たちがその担い手となった。著名な絵師の代表作を含め、東京国立博物館が所蔵する近世やまと絵の中から50点を精選。近世の洗練された美意識を楽しむことができる公式図録。
目次
東京国立博物館の近世やまと絵コレクション
Ⅰ やまと絵の系譜―四季の景物、名所の情景
コラム やまと絵の伝統と変容―古代・中世から近世へ
Ⅱ 近世やまと絵の担い手たち
近世土佐派の消長
住吉派の再興と板谷派の創出
狩野派―日本美術史上最大の絵師集団
岩佐又兵衛―浮世絵のパイオニア
琳派―雅の系譜
復古やまと絵を担った三人の絵師
Ⅲ 近世やまと絵と宮廷
コラム 宮廷と京都画壇―東博コレクションから
作品一覧
List of Works
【主な収録作品の絵師】
俵屋宗達・土佐光起・狩野永徳・狩野山楽・狩野探幽・住吉如慶・住吉具慶・板谷桂舟・尾形光琳・酒井抱一・田中訥言・冷泉為恭