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神社の起源と歴史

著:新谷 尚紀

紙版

内容紹介

古い由緒をもつ伊勢神宮や出雲大社、磐座祭祀で知られる沖ノ島、地域の氏神として祀られる隅田八幡宮、柳田國男の紹介により有名になったニソの杜。こうした大小さまざまな形態の神社が、全国に存在することになったのはなぜか。民俗伝承学に考古学・文献史学を織り成し、新視点から神社祭祀を比較検討。神社が歩んだ歴史とその重層性の解明に挑む。

目次

神社の起源と歴史をどう読み解くか―プロローグ/神社と古代王権(神社とは何か/稲作と王権/倭王は日の御子)/律令祭祀と伊勢神宮・出雲大社(沖ノ島遺跡と律令祭祀制への展開/伊勢神宮の創建―歴史的段階を考える/出雲大社の創建―歴史的段階を考える/神社と神社建築)/平安時代の祭祀と神社(平安遷都と「延暦の新制」/二十二社・一宮と王城鎮守・国鎮守/八幡信仰と石清水八幡宮/祇園社の歴史と祇園祭)/荘園鎮守社と氏神―隅田八幡神社の歴史と祭祀の変化(隅田荘の成立と神社/村々の氏神への変化)以下細目略/郷村神社の歴史の重層構造―毛利・吉川氏の足跡と神社/若狭のニソの杜―原初的な神祭りを伝える/神社の多様性が意味すること―エピローグ

著者略歴

著:新谷 尚紀
1948年、広島県生まれ。1981年、早稲田大学大学院史学専攻博士後期課程単位取得退学。1998年、社会学博士(慶応義塾大学)。現在、国立歴史民俗博物館名誉教授 ※2022年8月現在
【主要著書】『柳田民俗学の継承と発展』(吉川弘文館、2005年)、『伊勢神宮と出雲大社』(講談社、2009年)、『民俗学とは何か』(吉川弘文館、2011年)、『神道入門』(筑摩書房、2018年)、『神社とは何か』(講談社、2021年)

ISBN:9784642084000
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:260ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2021年07月
発売日:2021年06月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRRL3
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QRVS