中国古代の神がみ
新装版
著:林 巳奈夫
紙版
内容紹介
中国古代、豊作の源として太陽が最も崇敬された。四季の変遷のもと、天の四方の神、青い龍・赤い鳥・白い虎は星座に起源し、石器時代に始まる。天体の円運動の中心、北極星は「帝」即ち殷周青銅器の獣面紋として崇められたが、同じ神でも「天」は日照・不作の元凶として老女で表現された。豊富な図版を駆使し、知られざる神がみの世界に迫った名著。
目次
まえがき/日の神/琮、社、主/青龍、白虎、朱鳥/先史鬼神/饕餮=帝/殷周の鬼神、天/殷周羽化鬼神/神樹/文献目録/あとがき