戦争に隠された「震度7」
新装版
1944東南海地震・1945三河地震
著:木村 玲欧
紙版
内容紹介
太平洋戦争末期、東海地方を襲った2つの巨大地震。軍事機密の漏洩や戦意喪失防止のため、被害状況に関する報道が厳しく規制されるなか、被災地の有力紙=中部日本新聞は何をどのように伝えたのか。全国紙と比較し、地元新聞社の果たした役割を考察。被災者たちの貴重な体験談を紹介し、防災教育の促進と意識の向上を呼びかける。注目作を新装復刊。
目次
はじめに/地震はいかにして隠されたのか(東南海地震〈震度と人的被害/物的被害/津波被害/復旧・復興に向けての対策〉/三河地震〈地震の特徴/人的被害と家屋被害/東南海地震の影響/前震への対応/地震発生後の対応/避難生活と住宅再建/仕事・産業への影響〉以下細目略/政府の情報管理)/どのように報道されたのか(報道管制/報道の軌跡)/正確な災害情報を得るには(重要な被害者体験談/小学二年生の体験談/津波被害をどう防ぐのか)/物語『稲むらの火』がもたらしたもの(漁師の体験談/『稲むらの火』)/過去の災害の教訓をどう生かすか(銃後の女性の体験談/関東大震災からの教訓)/知っておきたい情報とは(農家の体験談/地域と災害情報)/災害の経験を次世代につなぐ(防災教育の素材/防災教育の実践と効果)/解説
ISBN:9784642083751
。出版社:吉川弘文館
。判型:A5
。ページ数:216ページ
。定価:2000円(本体)
。発行年月日:2020年02月
。発売日:2020年01月31日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS。