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女性官僚の歴史

古代女官から現代キャリアまで

編:総合女性史学会

紙版

内容紹介

女官・奥女中・キャリアなど、古代から現代まで女性官僚が形を変えつつ活動してきた歴史を明らかにする。政策の立案や決定過程への女性参加率は世界一一〇位という日本の現状に対し、官僚制と女性の歴史的関係から、その淵源に鋭く迫り解決を模索する。女性実務官僚の一貫した歴史という、女性史研究にとって初めての試みをまとめた注目の一書。

目次

序文「女性官僚の歴史」をふりかえる/女性の「排除」と「包摂」―古代の権力システムのなかの女官…伊集院葉子(国家・社会と女官/律令官僚制成立と女性の「排除」/権力システムへの女性の「包摂」と女官制の展開)以下細目略/コラム 遣隋使・遣唐使になぜ女はいないのか…義江明子/典侍試論―即位隍ー帳を中心に…栗山圭子/コラム 文字のジェンダーと女房奉書…黒田弘子/戦国期の女官と武家伝奏―『守光公記』に見る女房奉書の史的役割…湯川敏治/禁裏女房の人事と職務…久保貴子/大名家「女使」の任務―仙台藩伊達家を中心に…柳谷慶子/明治宮廷改革と女官…宇野勝子/コラム 帝国憲法と女性高等官の存在…早川紀代/労働省婦人少年局と女性官僚たち―第一期を中心に…金子幸子/男女平等憲法と男女分業政策のはざまで―現代の女性官僚…竹信三恵子

ISBN:9784642080972
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:208ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2013年11月
発売日:2013年10月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP