出版社を探す

20世紀日本の歴史学

著:永原 慶二

紙版

内容紹介

激動の二〇世紀、日本の歴史学は、何を問い、何をとらえ、自国と世界の歴史認識にどのような役割を果たしてきたか。世界史の転換が大きく進む今日、歴史学の責任はますます重く、研究者は自分のえらんだ小さな「専門」にだけとじ込もっているわけにはゆかない。長い学問体験をふまえた著者が、日本の歴史学のあり方を鋭く問い直す。

目次

はじめに―史学史への視角― Ⅰ=近代歴史学の成立(明治維新と日本史学/文明史・啓蒙主義歴史学の展開/近代実証主義歴史学の誕生/「欧米的近代への可能性」を歴史に探る固有文化と社会・民衆の発見/大正・昭和期の都市史・文化史/社会構造と変革の視点/風圧強まるなかでの実証研究/戦争と超国家主義歴史観) Ⅱ=現代歴史学の展開(「戦後歴史学」の発想/マルクス歴史学への批判のなかから/高度経済成長と日本史学の転換/「近代」への批判と社会史研究/歴史の全体的把握を目指して/近・現代史を見る目の変化/研究体制の拡充と史・資

ISBN:9784642077972
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:400ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2003年03月
発売日:2003年03月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ