出版社を探す

私説 柳田國男

著:櫻井 徳太郎

紙版

内容紹介

日本の民俗学をつくり上げた柳田國男とは、どのような人物だったのだろうか。民俗学研究所解散の秘話や、門弟に対する教育方法についてのエピソードを、第一回柳田國男賞を受賞した晩年の愛弟子が語る。柳田が抱いたロマンチシズムや民俗学の体系化に傾けた情熱、生涯追い続けたカミとホトケ・先祖の話などをわかりやすく解説。柳田学批判にも触れ、これからの民俗学を展望する。

目次

柳田國男との出会い―『国史と民俗学』―(コラム=柳田学で実った幼少期の体験―自分と出会う―)/Ⅰ=柳田國男と民俗学研究所/一=私と日本民俗学会―「民俗学研究所」解散前後を中心として―(柳田國男と私/民俗学研究所と私/柳田の門弟教育法/コラム=先生の門弟指導/研究所解散秘話/学会の受けた打撃/コラム=柳田國男賞受賞雑感)/二=柳田と民俗学研究所の解散/三=柳田國男の晩年)/Ⅱ=柳田民俗学の理解と方法/一=柳田民俗学の批判と継承/二=郷土における民俗像の史的復原―歴史民俗学の構想―(問題の提起―歴史研究と民俗

ISBN:9784642077781
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:274ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2003年08月
発売日:2003年07月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC