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読みなおす日本史

大村純忠

著:外山 幹夫

紙版

内容紹介

肥前国の戦国大名。有馬氏から養子に入り家督を継ぐ。領国支配に苦悩しつつ宣教師より洗礼を受け、日本最初のキリシタン大名となる。天正遣欧使節を派遣し、長崎を開港してその発展の礎を築いた波乱万丈の生涯を描く。

目次

若き純忠の時代(純忠の生いたち/大村家相続へ/純忠の家族)/純忠の領国支配(純忠をめぐる人脈/領国支配のしくみ/軍事の体制/経済的基盤)/横瀬浦開港と純忠の受洗(ヨーロッパ人の東洋進出/横瀬浦の開港/純忠の受洗/純忠の危機)/福田浦開港前後(新貿易港福田浦/キリスト教の発展)/長崎開港と内憂外患(港町長崎の誕生/長崎浦と長崎純景/領国内外よりの圧迫)/教勢の発展と純忠の苦悩(一時期の出家と神仏への袂別/キリシタン王国の建設/天正少年使節/試練に立たせられた純忠)/純忠の卒去とその歴史的位置(純忠の病没/純忠の人物/歴史上における純忠の位置/純忠没後の大村氏)/付録(大村氏の出自と発展/大村純忠の発給文書)/有馬氏略系図/大村氏略系図/解説…本馬貞夫

著者略歴

著:外山 幹夫
1932年、長崎市生まれ。1961年、広島大学大学院博士課程国史専攻単位修了。佐世保工業高等専門学校助教授、長崎大学教育学部教授、長崎県立シーボルト大学教授などを歴任。2013年、没。
【主要著書】『大友宗麟』(吉川弘文館、1975年)、『長崎奉行』(中公新書、1988年)、『中世長崎の基礎的研究』(思文閣出版、2011年)、『長崎史の実像 外山幹夫遺稿集』(長崎文献社、2013年)

ISBN:9784642075138
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2022年06月
発売日:2022年06月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB