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日本歴史民俗叢書

物部の民俗といざなぎ流

著:松尾 恒一

紙版

内容紹介

高知県物部(ものべ)地域に、太夫と呼ばれる民間宗教者により、前近代より伝えられてきたいざなぎ流。現在でも病気治癒の祈?や、家の神や咒詛(すそ)神(しん)・動物霊に対する祭儀が行われる。それらの諸祈祷について、山深い物部で活動した職能民の技術や祭儀との結びつきにも注目して論じる。失われつつある自然への畏怖や、関わり方を地域の民俗から問い直す。

目次

いざなぎ流の近代/物部の職能民といざなぎ流(木霊をめぐる祭儀と信仰/物部の大工、建築儀礼といざなぎ流/物部の狩猟と動物霊の鎮魂―西山法をめぐって―/物部の諸職といざなぎ流祈祷―錦の衣と機織りの呪術―)/いざなぎ流祈祷と物部の習俗(いざなぎ流、託宣祈祷の諸相―神霊と交感する言葉と身体―/死霊・祖霊をめぐるいざなぎ流祈祷/物部の葬送習俗といざなぎ流祈祷―境界的時空における儀礼の考察―/いざなぎ流における仮面と呪法

ISBN:9784642073707
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:250ページ
定価:7000円(本体)
発行年月日:2011年03月
発売日:2011年03月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC