出版社を探す

読みなおす日本史

沖縄からアジアが見える

著:比嘉 政夫

紙版

内容紹介

南島の文化や民俗は、多くの人々を魅了してやまない。沖縄に生まれ育った著者が故郷に残るシーサーや爬龍船競争、ミルク神などの民俗慣習を綿密に調査。沖縄文化の独自性を探り、アジア諸文化との関連を平易に解説する。

目次

はじめに/日本のなかの琉球王国(地方独自のことば―方言のこと/ことばの類似と相違―沖縄の内と外と/日本語のなかの琉球のことば/民族から見た本土と琉球)/中国大陸の文化と沖縄(中国大陸三〇〇〇キロを歩く―歴史の再現/琉球にもたらされた中国文化/大陸文化を運んできた人たち―三十六姓と官生/中国的な社会制度の受容―姓・父系あるいは男性中心の仕組み)/東南アジアへのまなざし(音への郷愁―島嶼と大陸/文化の個性、多様性の生み出すもの/爬龍船と「をなり神」―アジアの地域文化とのつながり/舟漕ぎ行事のアジアでのひろがり)/染織・布・をなり神―女性の地位・役割・象徴(女性の仕事・役割/妹の力、をなり神信仰とアジア/姉妹と兄弟の呪的な絆―東南アジア島嶼地域へのひろがり)/おわりに―文化研究の視野/琉球・沖縄略年表/『沖縄からアジアが見える』の背景とは…渡邊欣雄

著者略歴

著:比嘉 政夫
1936年、沖縄県に生まれる。東京都立大学大学院社会学研究科博士課程修了、琉球大学教授、国立歴史民俗博物館教授、沖縄大学教授を歴任、2009年没。
【主要著書】『沖縄民俗学の方法』(新泉社、1982)、沖縄の門中と村落祭祀』(三一書房、1983)『沖縄を識る』(歴史民俗博物館振興会、1998)、『沖縄の親族・信仰・祭祀』(榕樹書林、2020)

ISBN:9784642071680
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:200ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2021年11月
発売日:2021年10月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:NH