列島の戦国史 2
応仁・文明の乱と明応の政変 完結
著:大薮 海
紙版
内容紹介
15世紀後半、2つの争乱を契機に室町幕府は崩壊の道へ―。京都での東西両軍の対立に至る政治過程や、大乱の様子と乱後の情勢を西国にも目を向けて叙述。将軍家を二分した政変を経て、乱世へと向かう時代を通観する。
目次
室町幕府の運命を決した争乱―プロローグ/斜陽のはじまり(嘉吉の変〈将軍「犬死」/細川持之の孤軍奮闘/自信を喪失する持之/進まない赤松氏討伐/嘉吉の徳政一揆/足利義勝の早過ぎる死〉以下細目略/足利義政の登場/管領家内部の争い)/中央における応仁・文明の乱(義政と足利義視/畠山義就の帰還/応仁・文明の乱)/地方における応仁・文明の乱(北陸地方/東海地方/畿内近国/山陽地方/山陰地方/四国地方/九州地方)/戦後の世界(武家社会の再建/公家社会の衰退/寺社社会の苦悩)/国一揆と明応の政変(各地で頻発する一揆/継続される応仁・文明の乱の対立構図)/再び争乱の世へ―エピローグ