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人をあるく

足利義満と京都

著:早島 大祐

紙版

内容紹介

室町幕府の宿願だった南北朝合一を果たした三代将軍義満。中世最大の宗教勢力延暦寺を意のままに操り、出家後もなお権力者として君臨し続けた生涯を描く。遺物新発見で注目の相国寺大塔など、ゆかりの京都を訪ねる。

目次

延暦寺をあやつる将軍/Ⅰ 義満の履歴書(春王誕生/後円融天皇との接触/参詣と軍事―足利義満の自立/熊野速玉社/伊勢神宮と興福寺)/Ⅱ 義満の天下統一(明徳の乱/南北朝合一と延暦寺/足利義満の日吉社参詣/南都再興に見る負担の構造)/【コラム】東南院尊玄―義満に逆らった人?/Ⅲ 王権簒奪論後の足利義満像(義満の出家/後円融天皇の死)/Ⅳ 義満の京都を歩く(相国寺/相国寺大塔/北山第・金閣)/【コラム】天下の高さと天下の広さ/【コラム】幻の大塔のかけら/黒い金閣―エピローグ/足利義満略年表  

著者略歴

著:早島 大祐
1971年京都に生まれる 2001年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学 2002年京都大学博士(文学) 現在京都女子大学准教授 ※2016年10月現在【主要編著書】『室町幕府論』(講談社選書メチエ、2012年)、『足軽の誕生』(朝日新聞出版、2012年)、『西山地蔵院文書』(編著、京都大学史料叢書、思文閣出版、2015年)

ISBN:9784642067935
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:160ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2016年11月
発売日:2016年10月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB